美食日記 01 新しい高校生活。 といっても、エスカレーター式の学校なので、特に変わりはない。 中学時代より少し厳しくなった授業を受けて、やっと私の待ち望んでいたお昼ご飯の時間になった。 「ふわぁあー。お腹すいたー」 お昼ご飯はパンのため、購買に寄ってから、屋上に向かう。 やっぱりパンは焼きそばだよねーとかブツブツ言いながら歩いていると、前方に髪の毛がくるんてなってる人がいた。 あれ?あんな人いたっけ? くるんの人は私と目が合うと走り寄ってきた。 「なぁなぁ!お前屋上の場所知ってるんだぜ!?」 ガシッと肩を掴まれ、目をキラキラさせて言うくるんの人。 「え、あ、うん」 「じゃあ案内するんだぜ!」 「まぁ。いいけど…」 何ゆえ。 [次へ#] |