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ひと夏の恋
page 8
おはよ。
なんとか、宿題は間に合った。
正直、危なかったんだ。
これは、しっかりやっておかないとな。
・・って言い訳をしたりして。ははは。

そうそう、メールっと。



「祐二、まずは、彼女の気持ちをなんとかしてやらねえとな。
・・んか、切羽詰まってそうだし・・。」

「うん。」

「じゃ・・打つぞ。なんて書くかだな。僕は外国にいます。
だぁ〜〜。なんて嘘の下手な俺・・・。そういや〜文才、全然なかったんだわ。俺っ。」

「もう・・いいよ。潤・・。僕、考える。」
 
祐二は静かに話し始める。
俺は祐二の言葉通り、キーボードを打ち続けた。

ずっと君の事が気にかかっていた。
事情は言えないけど、メールが出来なかった事。
君の助けになるなら、なんでもしたい事。
言える範囲で、構わないからセクハラの事も聞かせて欲しいと言うこと。

君に・・会いたかった事・・・。






・・祐二、おまえって凄いのな。
俺のハートも鷲掴み・・って言えるほどの文章だった。
切々と語られる言葉・・。
事情って・・ 
僕は死にましたって言えねえもんな。
俺、祐二に惚れたかも・・。
うそうそ、男に惚れたって奴だよ。

さてと、彼女からのメール待ちだ。

また、明日、報告するかんな。


2020.7.4 jun.



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あきゅろす。
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