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ひと夏の恋
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おはよ。
っても、まだ暗いか・・。
あれから、メールはすぐに来たよ。
歌番への移動中とかで車の中からっていうメールだった。
その後、すぐにその歌番は始まってたし、
番組が終わって少し経った頃、また、メールのやりとりがあった。
これはもう、疑う余地は全くないもので、
いまさらながら
僕は感動・・・。

はぁ〜〜〜。
これはやっぱりひと肌脱ぐっきゃないでしょう。
祐二は、もう彼女には会わなくてもいいから、彼女の事を助けてくれって言うが、
なんか、あるはずだ。いい方法・・。

彼女からのメール、じ〜んとしちゃったよ。
喜びが伝わってくる暖かな文章だった。
急にメールが途絶えたから、交通事故にでも遭ってしまったのかと思っていたらしい。
半年ものメールが途絶えてしまったことは、相当、彼女を不安にさせたらしいんだ。
そりゃそうだよな。
たとえ、交通事故にしたって半年もありゃあ、とっくに治ってるってもんだ。

そうそう、肝心な事。
セクハラの相手が判ったんだ。
かなり有名な脚本家だったよ。
よく、女優との熱愛が報道されている奴なんだ。
3ヶ月後には別れているんだけどな。
ちょうどワンクールで終わるっていう話しだ。

かなり、前からそいつからのリアクションはあったらしい。
しかも、事務所の社長自身も・・。

あれって熱愛じゃなかったのか?

・・魔夜は今度、そいつのドラマの主演になったらしいんだ。
それで事務所の社長が、彼と一席、設けるからって事で勧めているらしいんだ。
クランクイン前に役柄の説明をするからと・・。

ホテルだぁ?
明日の晩だぁ?

げっ・・・それってかなりやばめじゃん。
その社長ってば、知っててやってんのかよ・・。
一枚、噛んでんのか?

にかっ♪
よし、決めたぜ。
やってやろうジャンか。

んじゃ、
また、明日な♪


    2020.7.5 jun



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あきゅろす。
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