ひと夏の恋 page 9 おはよ。 っても、まだ暗いか・・。 あれから、メールはすぐに来たよ。 歌番への移動中とかで車の中からっていうメールだった。 その後、すぐにその歌番は始まってたし、 番組が終わって少し経った頃、また、メールのやりとりがあった。 これはもう、疑う余地は全くないもので、 いまさらながら 僕は感動・・・。 はぁ〜〜〜。 これはやっぱりひと肌脱ぐっきゃないでしょう。 祐二は、もう彼女には会わなくてもいいから、彼女の事を助けてくれって言うが、 なんか、あるはずだ。いい方法・・。 彼女からのメール、じ〜んとしちゃったよ。 喜びが伝わってくる暖かな文章だった。 急にメールが途絶えたから、交通事故にでも遭ってしまったのかと思っていたらしい。 半年ものメールが途絶えてしまったことは、相当、彼女を不安にさせたらしいんだ。 そりゃそうだよな。 たとえ、交通事故にしたって半年もありゃあ、とっくに治ってるってもんだ。 そうそう、肝心な事。 セクハラの相手が判ったんだ。 かなり有名な脚本家だったよ。 よく、女優との熱愛が報道されている奴なんだ。 3ヶ月後には別れているんだけどな。 ちょうどワンクールで終わるっていう話しだ。 かなり、前からそいつからのリアクションはあったらしい。 しかも、事務所の社長自身も・・。 あれって熱愛じゃなかったのか? ・・魔夜は今度、そいつのドラマの主演になったらしいんだ。 それで事務所の社長が、彼と一席、設けるからって事で勧めているらしいんだ。 クランクイン前に役柄の説明をするからと・・。 ホテルだぁ? 明日の晩だぁ? げっ・・・それってかなりやばめじゃん。 その社長ってば、知っててやってんのかよ・・。 一枚、噛んでんのか? にかっ♪ よし、決めたぜ。 やってやろうジャンか。 んじゃ、 また、明日な♪ 2020.7.5 jun [前へ][次へ] [戻る] |