女喰い男女陵辱系時代劇エロファンタジー短編(完結) 8 お美代は屋敷に戻ってすぐに手紙を書いた。 赤ん坊の事を伝えたかったからだ。 お菊の赤ん坊はあの後僧侶に拾われ、乳母に預けられたらしい。 成長したら寺が引き取るらしく、それなら安心だ。 お菊は赤ん坊を奪われて相当気落ちしているだろうから、それを伝えてあげればきっと安心する。 少し気が晴れて下働きに精を出した。 だが、彦兵衛がまた茶屋へ行くと言い出した。 最近は夜伽が控えめになり、お美代はホッとしていたのだが、わざわざ茶屋へ出向く……。 また絵師を呼ぶのかもしれない。 憂鬱になってきたが、彦兵衛は明日の昼過ぎに出向くから、用意をしておけと言う。 お美代は嫌だったが、頷いて承諾するしかなかった。 ───── 翌日になり、彦兵衛と共にあの茶屋にやって来た。 暖簾をくぐると、店番をする男が帳場に座っていたが、彦兵衛は男に金を払って草履を脱いだ。 お美代も後に続いて草履を脱ぎ、上がり口に上がって奥の座敷へ歩いて行った。 彦兵衛が襖を開けて中に入り、お美代も入ったが、また見知らぬ男が座っている。 「ああ、待っていたよ」 男は彦兵衛より少し若く見えるが、身なりから商人のように思えた。 「お美代、今日はな、わしとこの客人、2人を相手にして貰う」 彦兵衛は当然のように言った。 「え、でも……」 お美代は驚きはしたが、彦兵衛の考えそうな事は大体わかる。 それよりも、お腹に子がいるのに2人を相手にするのは無茶だ。 「なにを戸惑っている、お前は絵師に抱かれて喜んでいたではないか、さ、裸になるのだ」 彦兵衛は羽織を脱いで衝立にかけると、お美代の帯に手をかける。 「あの、ですが……お腹に子がいるのに」 お美代は訴えたが、彦兵衛は手早く帯を解いて着物を脱がせにかかる。 「大丈夫だ、さあ、客人が期待して見ている、見せてあげなさい」 彦兵衛は着物をわきへ放り、襦袢を脱がせにかかった。 「旦那様……」 お美代は彦兵衛の尽きぬ欲望に落胆していたが、スルスルと剥かれて客人の前に裸体を晒した。 「ほお、これはまた……なんとも言えませんな」 客人は目の前に立つお美代の裸をじっくりと見た。 「そうだろう、わしがここまで育てあげたのだ、丸屋さん、さ、これを」 彦兵衛は懐からなにか出して客に渡したが、それは媚薬の軟膏だった。 「おお、これが噂に聞く媚薬ですか」 客人は高い金を払って彦兵衛の誘いに乗っていた。 手渡された軟膏を珍しげに見ている。 「それを下の口に塗ってやってくれ」 彦兵衛は客に促した。 「ああ、では……、ほお、毛がないのは初めて見た、どれ……」 客は軟膏の蓋を開けて指に取り、初めて見る未熟な淫唇に高揚しつつ指を差し込んだ。 「んっ……」 お美代は羞恥に塗れながら諦めていた。 「ほお、これはたまらん」 客は淫唇に軟膏を塗り込み、興奮して中にも指を入れてきた。 「はっ、あ……」 太い指が肉を掻き分けて蠢き、お美代は体を強ばらせた。 「こんな腹をして、淫らな娘だ」 客は指を出し入れして腹に唇をあてがった。 彦兵衛はニヤニヤしながら着物を脱ぎ、褌のみになっている。 「こんな幼い娘で懐妊する子はまずいない、しかも……その肉穴は極上だ、丸屋さん、塗りおえたら早く試されるといい」 客に促せば、客の男は指を抜いて早速着物を脱ぎ始めた。 「ああ、そうする、もう我慢できない」 その間に彦兵衛がお美代を抱き寄せ、布団に寝かせて乳房を揉んだ。 「お美代、薬が効いてきただろう、好きなだけ乱れていいんだぞ」 乳首を摘みあげて言うと、お美代は頬を赤く染めて身を捩る。 「ハァ……、あ」 胎内に薬が染み入り、熱を帯び始めている。 「よし、彦兵衛さん、張り切って試させて貰いますよ」 客の男も褌のみになったが、昂った様子でお美代の足を割って腰を入れる。 「お美代、丸屋さんの逸物を味わうといい」 彦兵衛が優しく言った直後に、猛る竿がお美代を貫いた。 「はあっ! ああっ! 」 客のソレは彦兵衛に近い太さがあり、カリ首が異様に張り出している。 秘肉をゴリゴリと抉られ、お美代はいきなり快楽の淵に突き落とされた。 「お、お……、うむ、確かにいい、しかし彦兵衛さん、あなたも酷な事をなさる」 客は腰を動かしながら責めるような事を言う。 「なにを仰る、そうやって逸物を突き込んでるあなたも、わしと同罪だ」 彦兵衛は乳首を弄びながら言い返す。 「あっ、あっ、んっ、あっ」 お美代はゆさゆさと体を揺らして天井を見ていた。 会ったばかりの男と体を交え、心のどこかで玩具にされる事を嘆いていたが、淫欲に支配された肉体は客の逸物を喜んで受け入れる。 「ははっ、ああ、そりゃそうだ、私はね、珍しい物に目がない、だからこの可愛らしい娘を味わう、ああ、気持ちいい」 客の男はお美代の太ももの裏を押さえつけ、自分のモノが出入りするのを見ている。 愛液で濡れそぼる竿はグングン張りを増していったが、お美代の方が先に限界を迎えた。 「んんっ! あぁっ! 」 体を硬直させて弾け出す快感に呑まれたら、客の男は急に焦りだした。 「おっ、これは……、彦兵衛さん、中に出すがいいかね?」 客は彦兵衛に聞いて動きを早めていった。 「ああ、どうぞ、好きなだけ出してください」 彦兵衛はお美代の額を撫でて答える。 「それじゃ、遠慮なく」 客は夢中で腰を振り、お美代はカリ首に摩擦されて体をビクビク震わせた。 「ひ、あっ、あぁっ!」 「お美代……、いい顔だ、美しい」 彦兵衛は悶えるお美代の顔に唇をあてがい、乳首を捻りあげて昂っていった。 「ああ、出る」 客の男はグッと突き上げて種を放ち、息を乱して腰を動かす。 「おお、吸い付く……」 ジュボジュボと音を立てて竿が往復すると、結合した性器の隙間から白濁汁が溢れ出した。 彦兵衛は焦れる竿を引っ張り出し、お美代の口にあてがった。 「お美代、さ、しゃぶるのだ」 お美代は虚ろな目をして口を開き、亀頭を頬張る。 「ハァ……、あ、あむっ」 「う……、う〜、食らいついてくる、子種を吸い取られるよ」 客はまだ腰を動かして苦悶している。 「そうだろ? お美代は顔立ちもいいが、下の口は最高だ、女を山ほど喰らってきたわしが言うんだからな、紛れもない真実だ」 彦兵衛は亀頭をしゃぶられて昂りながら、自慢げに言った。 「ああ、これは確かに凄い、おお……いやらしい舌使いだ、口淫もあなたが仕込んだんでしょ?」 客は男根をしゃぶるお美代を見て聞いた。 「はあ、ああ、そうだ、わしはお美代を気に入った、妾にして飽きるまで子を産ませる」 「おやまあ、可哀想に、このお美代ちゃんは彦兵衛さんを満足させる道具ですな」 「はははっ、おなごはそれでいい、男を満足させてこそ価値がある」 2人は勝手な事を喋っている。 「はあ、なるほどね、ふうー、凄まじい肉穴だ」 客はようやく竿を引き抜き、白濁汁を噴き出す淫裂を見て大きく息を吐いた。 「おお、終わったか、それじゃあ、わしはお美代を四つん這いで貫く、あんたは前に回って口淫をさせるといい」 彦兵衛は客に提案する。 「ああ、それはいいな」 2人は位置を入れ替わり、彦兵衛はお美代を四つん這いにした。 「随分溜め込んでましたな」 彦兵衛は白濁塗れの淫裂を見て言った。 「ははっ、このところご無沙汰でしてな」 客は苦笑いして屈み込み、お美代の口に萎えた竿を近づける。 「いや、構いませんよ、悦楽を分かち合うのも悪くない」 彦兵衛は喋りながら竿を握って淫裂に埋めていった。 「は、あっ! ああっ! 」 お美代は背中を反らして喘ぎ声をあげる。 「彦兵衛さんの逸物は大きいからね、さあ、お美代ちゃん、その可愛い口で舐めておくれ」 客が亀頭を唇に押し付けると、お美代は体液の匂いに誘われ、あてがわれた亀頭を頬張った。 「おー、咥えたね」 客はお美代を見てニヤついた。 「ハァ、あ、ハァ、ん」 お美代は淫行に陶酔し、張り出したカリ首を丹念に舐め回していく。 「お美代、この体が壊れるまで種つけしてやるからな」 彦兵衛は心地よい締め付けを味わいながら、お美代に言い聞かせる。 しかし、お美代は聞いてなかった。 亀頭を夢中でしゃぶり、涎を垂らして惚けた顔をしている。 「ははっ、彦兵衛さん、聞いてませんよ、美味そうに頬張ってる」 男根はグンと張りを増し、お美代は亀頭を吸って舌先で弄った。 「しかし、これは効く……」 客は巧みな舌使いに体を強ばらせた。 「お美代は上の口も達者だ、さあ、そろそろわしの種を入れてやる、赤子に浴びせてやるからな」 彦兵衛は腰を打ちつけ、容赦なく子袋を突き上げる。 「ん、んふっ、ハァ、あっ! 」 お美代は堪らなくなって口淫を中断し、激しい突き込みに乳房と腹を揺らした。 「おやおや、そんなにやったら赤子が出ちまいますよ」 客は呆れ顔で彦兵衛を見た。 「そうなればそれもよしだ、そら、受け取れ」 彦兵衛は無責任な事を口走り、奥を突いて子種を放った。 「うぐっ! 」 お美代は呻き声を漏らしたが、腹が張り詰めていた。 「大丈夫かい? 」 客は心配して声をかける。 「気にするな」 だが、彦兵衛は繰り返し突いて種を注ぎ込んだ。 「ん、う……」 肉穴は脈打つ竿を包み込んでいたが、お美代は苦しげに眉を歪めていた。 茶屋では、2人に何度も貫かれた。 全てが終わり、屋敷に戻る頃にはヘトヘトになっていた。 「お美代、他にもお前を買いたいという人がいる、明後日、再び茶屋へ行くからな」 彦兵衛は屋敷に戻るなり、酷な事を言い放った。 しかし、お美代には抗う気力はない。 「はい……」 返事を返し、肩を落として自分の座敷へ歩いて行く。 その様子を五作が陰から見ていた。 翌日になり、お美代は野良仕事をする為に納屋に入った。 クワを探していると、五作がやって来た。 「五作さん、どうしたの? 」 「お美代……」 五作は思い詰めたような表情をして目の前に歩いてくる。 「ん? 」 お美代はキョトンとした顔で五作を見上げた。 「お美代! 」 五作はお美代を抱き締めた。 「あ……、その」 「旦那様になにかされてるだろ? 」 昨日見かけた時、お美代は酷く憔悴した顔をしていた。 五作が疑うのは無理もない。 「……ううん」 お美代は無理矢理笑顔を作って首を横に振った。 「うそだ、おら、旦那様の事、段々嫌いになってきた、お菊の赤ん坊を捨てたし、お美代だって……こんな腹にされて」 五作は今まで人に悪意を抱いた事がなかったが、さすがに穏やかではいられなくなっていた。 「わたしは……仕方ないの、行くところもない、帰る家もないんだから」 お美代は運命に委ねるしかなく、他に選択枠はない。 「そんな……、でも……だからって、旦那様の好きにされていいのか? おらは違うと思う」 五作は自分なりに一生懸命考えていた。 「そうね、うん……、五作さんの言う事は正しいと思う、ただ、世の中って……正しい事ばかりじゃないんだよね、わたしはなるように任せる」 お美代は自分という物を捨てて生きようとしている。 「おら、お美代が好きだ、旦那様の子を孕んでも、やっぱりお美代が好きだ」 五作は思いを率直にぶつけ、お美代を抱き締めて離そうとしない。 「うん、ありがとう……」 お美代は涙が零れそうになってきた。 そこまで好いてくれて、どんなに嬉しいか……。 自分も五作の事が好きだと思ったが、それを今口にする事は出来ない。 だから、せめてものお返しに五作の背中を抱き締めた。 2人は無言で抱き合っていた。 叶わぬ事を嘆きながら、溢れ出す想いで胸がいっぱいになっていた。 その様子を密かに見守る者がいた。 弥八郎だ。 弥八郎は手紙を受け取りに来たのだが、お美代を探すうちにたまたま納屋を覗き込み、2人のやり取りを全部見ていた。 弥八郎は、まだ若い2人が純粋に愛し合っている事を知った。 我が親ながら……心底最低な男だと思ったが、彦兵衛はこの事に気づいてない。 もし気づいていたら、五作はとうにお払い箱になってる筈だ。 そんな風に思ったら、ふと辛い出来事が蘇ってきた。 弥八郎は、幼い頃に彦兵衛の淫行を目にしていた。 その時はまだ赤子を産ませるまでには至らなかったが、彦兵衛が下女に淫らな事をしているのを偶然見てしまった。 しかも、一度や二度ではなく、何度もだ。 母親は彦兵衛の奔放なやりように耐えられなくなり、気が触れたようにおかしくなった。 彦兵衛は自分の妻がおかしくなった事を知っていたが、医者を呼ぶわけでもなく、見て見ぬふりをした。 金は有り余る程ある。 弥八郎は彦兵衛に母を医者にみせるように頼んだが、彦兵衛はそんな必要はないと一蹴し、何一つ態度を改めようとはしなかった。 そうする間にも、母親の病状は悪化の一途を辿り、やがて弥八郎の事すらわからなくなっていた。 弥八郎はその時10才だった。 まだ親を必要とする年だ。 なのに、彦兵衛は母を冷たく見捨て、自分にも目をくれようとはしなかった。 その癖、己の欲を満たす為なら金に糸目を付けない。 弥八郎は彦兵衛に対して激しい憤りを覚え、心から見下して蔑んだ。 いっそ死んでくれたらどんなにいいか、そんな事まで思うようになっていた。 成長後は家を飛び出し、あちこち放浪しながら渡世人として生きてきた。 気まぐれに屋敷に戻って来たのは、母の身を案じていたからだ。 母親は一番奥の座敷にいる。 弥八郎は何年かぶりに母親と再会したが、母親は殺風景な座敷にポツンと座り込んでいた。 弥八郎が「お袋、俺だ、弥八郎だ」と声をかけると、ゆっくりと顔をあげて弥八郎を見た。 しかし、母が口にした言葉は「お前は誰だ、出て行け」だった。 弥八郎は落胆した。 無理だとわかっていても、万に1つでも回復へ向かっていれば……。 そう期待していたが、期待はもろくも崩れ去った。 弥八郎は2人を見ながら、母の事を思って沈んだ気持ちになっていたが、手紙を受け取らねばならない。 入り口へ回り込み、わざと咳払いをして中に入った。 「あ……、弥八郎さん」 お美代はハッとして五作から離れると、冷や汗をかきながら弥八郎を見た。 「ああ、お美代、それに五作、お前の事は手代に聞いたよ、まだ若いのに随分力があるんだな」 弥八郎は笑顔で話しかけ、五作の事を褒めた。 「はい、おら、力しかありません」 五作は自分の事をそのまま言った。 弥八郎の事は噂で聞いていたので、彦兵衛の息子だという事は理解している。 「ははっ、まっすぐな人柄をしているんだな、どおりでお美代ちゃんが惚れる筈だ」 弥八郎は五作の話を手代から聞いていたが、手代は『生まれつき少々知恵が足らぬが、素直な性格でよく働く』と言っていた。 実際に五作に会ってみて好感を持ち、ちょっとした遊び心のつもりで冷やかした。 「あの……その事なんですが、旦那様には」 しかし、お美代は心配になった。 弥八郎を信じてはいるが、もしもという事がある。 「ああ、心配するな、誰にも言わねぇ」 弥八郎は真面目な顔で約束する。 「はい、すみません……」 疑うような事を言ってしまい、お美代は申し訳なく思った。 「いいって事よ、気にするな、手紙、持ってるか? 」 弥八郎は軽く流してお美代に聞いた。 「あっ、はい、持ってます……」 お美代は慌てて懐を探った。 弥八郎がいつ来てもいいように予め懐に入れている。 手紙を取り出して弥八郎へ差し出した。 「これです」 「おお、わかった、じゃ、これを玉屋のお菊ちゃんに渡せばいいんだな?」 弥八郎は手紙を受け取って確かめるように聞いた。 「はい、本当にすみません、よろしくお願いします」 お美代は手間を取らせて悪いと思いながら、弥八郎に頭を下げて頼んだ。 「ああ、任せな、じゃ俺は行くわ、また気まぐれに寄るからよ、そん時は話し相手になってくれ」 弥八郎は2人に言って踵を返し、手紙を懐にしまい込んで納屋から出て行った。 五作は棒立ちで去りゆく背中を見送ったが、お美代は深々と頭を下げていた。 更にその翌日。 お美代は彦兵衛に連れられてあの茶屋へ行ったが、それから四半時ばかり経った頃、男3人に弄ばれていた。 彦兵衛は絵師にお美代を抱かせた時に、これは金になると思って味をしめていた。 孕み腹のうちに、稼げるだけ稼ごうと思いついたのだった。 お美代は来て直ぐに裸になり、また媚薬を塗られた。 薬は肉穴の中にも塗られたので、お美代は我を失って淫らに喘いだ。 四つん這いになり、上と下、両方の口に男根を咥え込み、口元に並ぶ2本の竿を交互にしゃぶる。 朱色の布団の上で、真昼間から繰り広げられる淫行。 それは、歯止めのない淫猥な空気の中で行われている。 「しかし、こんな幼くして孕み腹になるとはな、こんな毛もないような娘っ子でも、ちゃんと種がつくんだな」 お美代の尻を掴み、しきりに腰を振る男が言った。 「ああ、こっちも凄いぞ、俺らのモノを美味そうに舐め回してら」 「堪らんな、俺はもう出そうだ」 「ははっ、飲ませてやりなよ」 「ああ、じゃ、お美代、出すから飲んでくれ」 口淫をさせる男のうちのひとりが、竿を扱いてお美代の口元へあてがう。 お美代は自ら口を開けて舌を出した。 「ははっ、待ちわびてるよ、濃いやつを出してやりな」 もうひとりが赤らんだ顔で煽った。 「ああ、出る、出るぞ、うっ……! 」 男は手をとめて子種を放った。 子種がぴゅっと勢いよく飛び出すと、お美代はびくつく亀頭を咥え込んだ。 「んふ、あ、ハァ」 亀頭は口の中でビクビクと脈動し、男は体を強ばらせて竿を扱く。 「いやらしい娘だな、ふー、こりゃあいい」 お美代がとろんとした目で白濁汁を飲み込むと、後ろの男が腰を激しく打ちつけ始めた。 「いくぞ、俺の子種を食らえ」 男はグイッと腰を突き出して種を放つ。 肉穴は男の逸物を締め付け、男は恍惚とした表情で竿を突き入れた。 「あ、あぁっ、あふうっ」 お美代は口と胎内の両方に子種を受け、夢中で差し出された竿をしゃぶった。 それから後は、入れ代わり立ち代わりに子種を注がれた。 お美代は赤子が宿る腹を揺らし、湧き上がる衝動のままに振る舞った。 男らが満足する頃には、意識が朦朧としていた。 彦兵衛は少し離れた場所で一部始終を眺めていたが、男らが居なくなるとお美代のそばに行った。 お美代は腹を上に向けて半分眠っている。 口元から子種を垂らし、淫裂からも子種が溢れ出し、淫行の爪痕を生々しく残したままだ。 「ひとり3両だ、よく働いたな、お美代……」 彦兵衛はお美代が弄ばれる様子を見て昂っている。 男らに嫌という程揉まれた乳房をギュッと握った。 「ん、んんっ」 お美代は体をくねらせて声を漏らす。 「まだ食い足りないか、はははっ、あいつらの逸物では満足できぬだろう」 彦兵衛は着物の裾を捲り、帯に引っ掛けてお美代の足側へ回り込む。 「子種を山ほど注がれたが、やはりわしの子種でなければ満足できまい」 お美代の足を割って間に入り込み、褌から竿を引っ張り出して握った。 「はあ、はあ、よくできた下女だ」 彦兵衛は亀頭を淫裂にあてがい、子種を噴き出す肉穴へ埋めていく。 ズブズブッと竿がめり込むと、お美代は眉を歪めて体を硬直させる。 「はうっ……、あ、あぁっ」 未だ冷めやらぬ熱に浮かされ、首を反らして身悶えしていた。 彦兵衛は興奮気味に腰を動かした。 「どうだ、わしの逸物がよかろう、この腹に子を仕込んだのは、この逸物だからな」 竿を突き込んで秘肉を抉ると、お美代は腹を揺らして声をあげる。 彦兵衛はお美代の足を抱え込んで荒々しく突き上げ、子袋を押し上げて子種を放った。 「わしの種で綺麗にしてやる」 「は、あっ、あぁん……」 お美代はただ悶えていた。 彦兵衛が満足して体を離しても、ぐったりと寝たままだった。 彦兵衛は着物を直し、座敷から出て冷たい水を持ってきた。 お美代を抱き起こしてそれを飲ませると、お美代はようやく正気を取り戻した。 帰り支度を済ませ、茶屋を出て屋敷へ戻った。 別れ際、彦兵衛はお美代に向かってまた客を取れと言う。 お美代は頷くしかなく、トボトボと自分の座敷へ戻って行った。 ───── それからは7日に一度は茶屋へ通う日々が続いた。 お美代はまるで抜け殻のように元気を無くし、茶屋で見知らぬ男達の欲望を満たした。 この日は両手首をひとつに括られ、天井から吊るされた格好にされた。 彦兵衛は必ず媚薬を使い、お美代が淫らに狂うように仕向けている。 足は畳についているが、両腕をあげているので孕み腹には辛い体勢だ。 しかし、そんな拷問紛いなやり方を彦兵衛は許可していた。 勿論、金を高くとれるからだ。 「お美代ちゃん、この中に彦兵衛さんのモノを咥えたんだね」 客の男は褌一丁になって裸で吊るされたお美代の前にいる。 腹を撫で回して淫裂を弄り、屈み込んで乳房を吸った。 「は……、あ、あぁ」 お美代は体を捩らせ、突き出した腹が揺れ動く。 男は幼顔で孕み腹になったお美代に昂っていた。 「凄く興奮するよ、はあ、はあ」 すっとしゃがみ込んで割れ目に舌を入れる。 舌がヌルッと淫核をなぞり、お美代はビクリと震えた。 「あ、あうっ」 「汁がいっぱいだ……」 客は両手を使って淫裂を開き、露わになった襞を舐め回す。 愛液が滲み出す様子が手に取るようにわかり、舌で掬ってはジュルジュル啜った。 「ハァ、あ、あ、んんっ」 お美代は体をビクつかせて上り詰めていく。 腰をゆらゆらと揺らしたら、客はお美代の足を開かせて闇雲に啜った。 「はあ、お美代ちゃん、随分感じてるね」 上目遣いで見上げて言ったら膨らんだ腹が目に入り、客は息を荒らげて淫核を吸い上げた。 「ひっ、ああっ! 」 お美代は極みに達した。 愛液が溢れ出し、客は飢えたように貪り飲んでいたが、よく見たら淫唇が物欲しそうにひくついている。 「突いて欲しいんだね、わかったよ、今あげる」 客は立ち上がり、褌の横から竿を引き出した。 それからお美代の片足を抱えあげ、そのままの格好で亀頭を淫裂に埋めた。 「あー、凄いね」 客は吸い付く肉穴にいざなわれ、腰を落として下から突き上げる。 ズンっ、ズンっとキレのある突き上げに、お美代は吊るされた状態で悶えた。 「はあっ、あっ、あんっ」 唯一自由になる顔を左右に揺らし、淫らな刺激に溺れている。 にちゃっ、にちゅっと卑猥な音がして、黒ずんだ竿が割れ目を出入りしている。 「うーん、いいよ、お美代ちゃん」 客は肉穴を堪能していたが、一旦竿を抜いてお美代の後ろへ回り込んだ。 お美代は竿が引き抜かれ、支えを失ったようにガクンと項垂れた。 「深いところまでいこう」 客はお美代の尻を引き寄せると、斜め下から竿を突き込んだ。 「ああんっ! 」 お美代は首を反らして声をあげる。 「よーし、お美代ちゃんいくよ」 客はさっきより深い結合に興奮し、欲望のままに腰を動かしていった。 お美代の体が上下左右に揺れ動き、荒々しく突き入る竿はお美代を極みに導く。 「は、あっ、あっ、あん、あん」 彦兵衛は淫らな行為をじっくりと眺め、股間を滾らせていた。 罪人のように吊るされているのに、お美代は尻を突き出して悶えている。 「出すよ、お美代ちゃん」 客はグッと深く貫いて止まり、竿が脈打って子種を撒き散らす。 「ふあ、あ、あぁっ! 」 お美代は極みに達した。 「おっ、おっ……、飲んでるね」 客は竿をグイグイ突き入れ、好きなだけ種を放った。 満足するまで放ったら、竿を抜き去ってすっと屈み込み、脇へ置いた張り型を手にする。 「お美代ちゃん、これはどうかな? 」 お美代に話しかけ、白濁を垂らす淫裂に張り型を押し込んでいく。 「んんうっ……! 」 お美代は硬く冷たい物体を感じ、腰をくねらせて苦悶する。 男は前に回り込んで乳房をしゃぶり始めた。 「張り型も……悪くないだろう」 お美代は張り型を咥えた状態で乳房を吸われ、堪らなくなって手を引こうとしたが、紐が手首に食い込むだけだった。 「暴れたら手首に痣がつくよ、いい子だからおとなしく感じてなさい」 客は優しげに言ったが、女を吊るして事に及ぶのが好きだった。 同じようなことを何度となくしてきたが、この度の相手は希少な相手だ。 いつもに増して昂っていた。 お美代は苦しい体勢で悶え狂い、客は興奮して張り型をズボズボ突き入れた。 「こうして中を突かれたら、気持ちいいだろ? 」 張り型はグシュグシュ音を立てて秘肉を摩擦し、お美代はまた極みに達してしまった。 「ん、んあぁっ……! 」 快感が全身を痺れさせ、ビクビク痙攣しながら苦悶する。 「凄い、ほんとに凄いよ、張り型を呑み込んでる 」 客はしゃがみ込んで張り型を咥え込む淫裂を見た。 「ん、んー、も、もう……降ろして」 お美代は耐えられなくなって客に頼んだ。 「お美代ちゃん、じゃあ、もう一回この穴に種を入れよう、そしたら終わりだ」 男は張り型を抜き去り、立ち上がって竿を握ると、最初と同じように正面から交わった。 片足を抱えあげて竿を埋めたが、反対側の足も抱えあげて腰を振る。 「あっ、うっ……、ああっ! 」 お美代は宙に浮いた状態になり、体重が手首にかかった。 手首が痛かったが、竿が深く突き刺さる。 容赦なく秘肉を抉られ、お美代は感じていた。 「いいよ、下の口が……食いついてくる」 客はキレのある動きで竿を突き込んだ。 「うっ、んあ、ハァハァ、あ、あぁ」 お美代は気が狂いそうな快感に喘ぎ、極みに達したところで客の種を浴びた。 客は出すだけ出したら満足してお美代を自由にしたが、今のは身重の体に相当負担がかかった。 お美代の腹はカチカチに張っている。 客は彦兵衛とひとことふたこと交わすと、着物を着直して出て行ったが、彦兵衛は座り込むお美代の前に行った。 「お美代、さ、舐めるのだ」 彦兵衛はお美代の顔を上げさせ、口に亀頭を押し付ける。 ヌルッとした粘液が唇に触れ、お美代は口を開けて亀頭を舐め回した。 腹の張りは気になるが、彦兵衛の命令には背けない。 彦兵衛がいいというまで口淫を続け、四つん這いになって男根を受け入れた。 「淫らなおなごだ、わしを忘れるんじゃないぞ」 彦兵衛はお美代があまりにも感じていた為、嫉妬めいた気持ちを抱いていた。 尻臀を掴んで乱暴に突き上げる。 「うっ、んっ、だ、旦那様……」 お美代は腹の張りが酷くなるのを感じ、彦兵衛に声をかけた。 「なんだ」 「お、お腹が……変です」 苦しげに息をしながら訴える。 「大丈夫だ、あんなによがっていたんだからな」 彦兵衛は気にもとめずに腰を動かし続け、最高に昂ったところで子袋を突いて種を放った。 「ぐっ、うぅ……」 腹に痛みが走り、お美代は明らかに普通じゃないと感じた。 だが、彦兵衛はいつも通りに満足するまで放ち、竿を抜き去ってさっさと帰り支度をする。 「うっ、痛い……お腹が」 お美代は布団の上に倒れ込んだ。 腹は益々張り詰め、痛みが襲いかかってくる。 「ん、お美代、お前……、まさか産気づいたのか? 」 彦兵衛はようやく異変に気づいた。 「うう、痛い……助けて」 お美代は五作の事を思い浮かべて助けを求めた。 「まったく……、マズい事になったな、仕方ない」 彦兵衛は面倒な事になったと思ったが、このまま放置するわけにはいかない。 渋々店の人間を探しに行った。 ちょうど座敷の掃除をする者がいた。 声をかけ、内密にするように念押しをして訳を話した。 店の者はこの近くに産婆がいると言い、お美代はそこに運ばれる事となった。 それから半日後にお美代は赤ん坊を産み落とした。 赤ん坊は男児だったが、生まれるにはまだ早すぎる。 死産だった。 お美代は長屋住まいの産婆の家に置いて貰える事になり、狭い座敷に布団が敷かれた。 疲れきった体を横たえたら、産婆は忙しそうに動きながらお美代を見た。 「お美代ちゃんって名前だっけ、よく頑張った、赤ん坊は死んじまったが、死ぬような赤子は縁がなかったんだ、ゆっくり休むといい」 産婆は年老いた老婆だが、優しい言葉をかけてくれる。 けれど……赤ん坊がこんなに早く産まれてしまった理由を考えたら、涙が零れてきた。 「うっ……」 「おやおや、ま、そりゃショックだよね、泣きたきゃ泣きな、気が晴れるまで泣けばすっきりするさ」 産婆には事情などわからないが、お美代はどう見ても12、3才に見える。 こんなに幼い娘がやや子を宿す。 そして、連れてきたのは大棚の旦那だ。 どことなく勘づいていた。 にっちもさっちもいかない境遇に置かれる事は、世間じゃありがちな事だ。 兎に角励ました。 [*前へ][次へ#] [戻る] |