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7:【明日から】
結局捕まった三人は拳骨を喰らった。

ひずにが、ぬがァァァアァァ!!と痛みに悶えていると、


「・・・それで!ひずに!!お前に関することを今から言うよぃ!!!」


キッ、とひずにを睨みつつ喋りだすマルコ。息荒ーい。


「ひずに、お前はエースの下・・・つまり2番隊に所属!2番隊に所属する意味が分かるか!?」
『ぇえっと・・・ゴメンマルコ、顔近い』
「悪い、で?」
『んー、それは戦わなきゃならないかな?戦闘員かな?』
「そうだ!俺達は海賊だ!だからいつ戦いになるか分からねェ!それで明日からお前の特訓を開始する!」
『マルコさ・・・マルコ隊長、口癖がみごとについてませんよぃ』
「あっ、ヤバッ」
「マルコ隊長もどうしちまったんですか!?」
「マルコ・・・お前もしかして・・・キャラ作りか?それ」
「なな、何言ってんだよぃ!俺ァ最初からこうだよぃ!」
『マルコ隊長、何焦ってるんですか?明日から特訓なんですよね?』
「おう・・・」
『じゃァ僕買ってきた物自分の部屋に整理したいんで行きますね〜』


淡々と冷静にそう言うとさっさと自分の部屋に行ってしまったひずに。

エースとキフリは少しマルコを見てから離れた。


「・・・・・・・・・何か俺ばっかりひどくないかぃ?」


気のせいさ。

親父に「娘になれ」と言われてすぐにあてがってもらった自分の部屋に戻ったひずに。エースが「さすがに野郎と同じ部屋じゃいけねェ!」とのこと。早速整理開始。

整理開始して数十分後、ひずにの部屋にエースがやってきた。


「ひずに、邪魔するぞ」
『ん?どうしたのエース』
「ひずに・・・実はな、俺はお前が戦うだなんて反対だった」
『何でさ?』
「勿論お前を傷つけたくないからだ。そして俺が守るって言ったろ?」
『・・・エース、ほんっとものっそい嬉しいよ、その言葉。でもさ僕も言ったじゃん』

『全部受け止めてやる!ってさ』

『そりゃ海賊だし戦わなきゃいけない時は必ずくるから、僕ももう白ひげ海賊団の一員、エースの隊の一員ってこともある』

『それに自分も決めたしね、僕は白ひげ海賊団の、エースの2番隊としての誇りで立派に戦おうってね』

「ひずに・・・お前は俺の娘として誇りだぜ!!」
『・・・(親父の娘でもあるんだけどな〜)』


ひずにの頭をぐしゃぐしゃと撫でるエース、そんなことを思っていても嬉しいひずにだった。


『僕が危ないときは助けてね』
「当たり前だ!」


親子(?)の絆を深めた二人であった。


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あきゅろす。
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