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18:【作文】
今日は島のログが溜まる日。結局島には行かなかったけどいいや。

そういえば朝、親父が何か言ってたんだけど・・・。でもその時僕は眠たくて聞いてなかったんだよね。何だっけ、島を出る前に・・・、えっと〜。

僕の目の前をナース服を着た女性が過ぎる。


「あら、白ひげ様の言っていた女の子はこの子ね」
「何か悩んでるみたいよ」
「話たいけどまず白ひげ様のところに行かないといけないわよ」


うわァ、可愛いし何て色っぽい。それで何だっけな〜。


「可愛い子ね!」
「歳は近いんじゃない?」
「ねェあなた!ひずにって言うんでしょ?」


ん・・・?


『はぇ?』
「フフッ、どうしたのそんな声だして」
「ねェあなた歳いくつ?」


キラキラ目を輝かしてこちらを見るナース服のお姉様がいる。可愛いなァ、って。


『あっ、そうだった』
「え?何?」
『親父が朝に言ってたナースの方達ですか』


確か"ナース"という単語を言っていた気がする。


「そうよ、今日からよろしくね」
「私シャーリー」
「私はアン」
『僕はひずにって言います』


シャーリーさんは活発そうで、アンさんは物静かな感じだ。


「"僕"?それに何で敬語なのよ!きっと歳も近いんだしそんな気を使わなくていいのよ?」
『えっ?いいんですか?僕うざくなりますけどいいんですか?』
「そんなうざいなんて自分で言わないでしょ。それに女の子が"僕"なんて使っちゃダメよ」


アンが苦笑気に言う。


『これが僕のスタイルなんです!』
「徹底的に直していくわ」
『えっ』
「やっぱり可愛い子が"僕"なんてダメよ!"私"って言ってみなさい!」
『いやいや僕可愛くないんで!嘘でも嬉しいですありがとうございましたァァァ!』
「あっ、ちょっとどこ行くの?」
「待ちなさい!!」


うわァァァん!ごめんなさァァァい!!"僕"でいさせてくださーい!"私"なんて気持ち悪いよ今更ァァァ!

ダーッと走って逃げる途中、キフリの姿が見えた。ん、ナースの方々もいる。ってまさか!


「ねェお姉さん方vV胸何カップ?」
『どォォォォオすこォォォオオオい!!!』←飛び蹴り
「うがァッ!!!」
『お前という奴は・・・!すぐに綺麗なお姉様方をナンパしおって!お母ちゃんはそんな子に育てた覚えはないよ!!』
「痛ェェェ!!つかお前に育てられた覚えもねェっての!!」
「フフフッ、面白い子ね。あなたがこの船唯一の女の子ね」
『はい、よろしお願いします。それとこの不埒なバカ息子がすいませんでした。ちゃんと躾けておきますので』


お姉様方はクスクス笑いながら向こうへ行った。


「バカ息子って何だ!躾けておくじゃねェよ!!たくせっかく綺麗なお姉様と楽しく喋っていたっていうのによ!」
『アホゥ!!お前最初何て言ったのかもう忘れたのか!!』
「あ?忘れた」
『たく!お前という奴は!って、ん?』


隣でキフリが何かうるさいが放って置いて、僕は少し遠くに見えた2つの集団に目をやる。キャーキャー言ってる。


「キャー!かっこいい!!」
「エースさァん!その筋肉触っていいですかァ?」
「マルコさんも素敵!」
「ねェもっとお話しましょうよ!」
「ちょっと私が話してるんだから!」


・・・。

さすがエースとマルコ隊長。囲まれないキフリとは大きな差があるな。天と地ぐらいの差が・・・「オイ」


『ん?何?』
「お前今俺に対して失礼なこと考えてただろ」
『気のせいじゃない?キフリ君、そんな自意識過剰みたいな?被害妄想やめようよ。だから女は振り向いてくれn「被害妄想なんかしてねェ!!」嘘だ「シバいてやろうか」えー』


ハァ、とキフリがため息をつく。なんやねん。


「お前あの集団見る目が嫌そうだぞ」
『え?そうなの?』
「自分で分かんねェのかよ・・・。何だよ、嫉妬してんのか?」
『え?嫉妬?誰に?誰が?』
「お前がエース隊長とかに」
『・・・?なんかそれ僕がエースのこと好き、みたいな感じなんですけど?』
「あれぇ?違うのぉ?」
『腹立つな〜。テメェのモン使い物にならないくらい蹴ってやろうか』
「それだけはやめろ」
『んー、嫌そうな目っていうか・・・こう、キャーキャー言ってるような女の子は苦手なんだよねェ・・・。近寄りがたい』


キャーキャー!


「何でだよ」
『んー、はっきり言えばうざい』


キャーキャー!!


「それお前はっきり言いすぎだろ」
『可愛くて性格も良い女の子はものすごく大歓迎さ』キャーキャー!!!
「俺もだ。あと爆乳で色気のあるやつが」
『何言ってるの、こうロリっ娘で貧乳な子が一番だろ』
「なんだよお前ロリ趣味か」キャーキャー!!!!
『お前こそ熟女とか遊女好きか。・・・ごめん僕部屋帰る』
「帰っとけ帰っとけ。俺に当たられても困るからな」
『おう』


ダメだ・・・、頭がクラクラしてきたよ。

僕が部屋に戻ろうとしたとき腕を掴まれた。

はい?と後ろを振り向くとそこには、


「捕まえた!」
「ゆっくりでいいから"私"って言ってみなさい」


ニコニコしているシャーリーとアンの姿が・・・。

その後1時間くらい捕まった僕は部屋に戻る頃にはすんごいやつれてました。

アレ?作文?


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あとがき的な:もはやいろいろと無理やりなんですみません・・・!最後なんて銀魂のネタだしよォォォ。なんかもう自分で書いていて訳分からなくなりました(←

ナース達がやってきたのは知っての通り親父の看護ですね。

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