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ハルノヒザシ

よくない!最低だぞ!俺!
思わずそんな事を思ってしまった俺はぶんぶんと頭を振った。
三好も勝手な事を思って欲しくないに違いない。
はぁ、駄目だな。俺は…。
自分だって…同じな癖に。
自己嫌悪に陥りながら、ふぅーとため息をつく。
「どしたの?前田」
突然、後ろから三好の声。
驚いた俺は大げさにビクリと身体を震わせる。
「みみみ三好!お前足音ぐらいたててくれ!」
「前田がぼんやりしてるから聞こえなかったんだろ…」
驚いて壁に張り付く俺を呆れたように見ながら言う三好。
いつの間にかタンクトップの上に長袖のシャツを羽織っている。
しかし、いっつもお前足音たててないよな。忍者か!お前は!
「前田はわかりやすいな」
「な、なんのこと」
意味深な笑みを浮かべる三好に平静を保って答えようとしたが、どもってしまいあえなく撃沈。

「気になる?」

一言言ってジッと俺の目を覗き込んで来る三好。
俺は困ってやや身をすくめ、見上げるようにしてその瞳を見つめ返す。
「見せてもいいよ。前田なら…」
ただし今は駄目。そろそろ人が来るから。部屋でな…。
淡々とした声で話す三好。
「三好、別に俺…」
「んじゃ、帰ろうぜ。とその前に」
体重計のってみせろ、と三好に肩を押される。

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あきゅろす。
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