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夢【短編】
こっちむいて【シンタロー】*甘*
カタカタ.....カタカタ.....カタカタ.....

聞き慣れた音が鼓膜を揺らす。

「......ねぇ、シンタロー......」

さっきから何回この名前を呼んだだろう。

私の大好きな人は音楽でも聞いているのか、返事すらくれない。エネちゃんも何故か笑ってるし。

........せっかく気持ちを伝えようと勇気を出して家まで来たのに....

なんでこんな男好きになったかな..

待ちわびた私はシンタローの着けているイヤホンを外した。

シ「うわっ!!!!...................何すんだよ」

いきなり外されて腹が立ったのか、シンタローはとても不機嫌そうな顔をしている。

シ「...........返せよ」

エ「...ご主人のデリカシーのなさには呆れを通り越して尊敬すら覚えますね....。」

エネちゃんがひきぎみに言った。...そりゃそうだ。

シ「エネ、うるせえ。ほら、さくら。
さっさと返せ。」

「........」

私が黙ってイヤホンを返すとまたさっきのように背を向けてパソコンをいじるシンタロー



....私の気持ち知らないくせに!!!!



「っ....シンタローの馬鹿ぁぁぁああぁあ!!!!!!!!!!!!」



シ「!!!?」



私が声の限り叫ぶと、シンタローは驚いてこっちを向く。その顔を引き寄せ




____唇を重ねた。


シ「!!!!!!!!!!!?」


「わっ...私っは..シンタローに..告白しようとしてた....のにっ.....!!!!!パソコンばっか!!!!!もっ....もう、
シンタローなんか、大っきら、」


どさっ


泣きじゃくる私を、ベッドに押し倒したのは
顔を真っ赤にしたシンタローだった。

「ちょっ、しんた、ろ....はぁっ...」
何か話そうとしても唇を塞がれて話せない。
息が苦しくて胸板を押すと、やっと止めてくれた。


「シンタロー、ずるい...ずっと、パソコンしてたくせに」


シ「あのなぁ、誤解してるみたいだからいうけど、
.....抑えがきかなくなりそうだっt...あ、やっぱいい///」

「え?何??」キラキラ

シ「........。な、なんか何時もと違う服着てるし.......
好きなやつに部屋入られたら...ゴニョゴニョ」

「...................................」

シ「っ!!!!だから、結論を言うと!!!好きだ、さくら///」






おまけ
エ「ご主人ったら、音楽聞くふりして、ずっと顔真っ赤だったんですよww 」ヒソッ

(...........それはズルいだろ///)






*あとがきと言う名の懺悔*
すいません。長すぎました。てか、...なんだこれ。
(´・ω・`)






















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