イゾウ夢小説 はじめての海 「……どこかに行ったら見れるんですか?」 「グラララララ、見れるも何もねぇ!外行きゃいつでも見れる」 「……御姫さん、甲板にいた時見なかったかい?」 「……海、ありました?」 「……あったねぇ」 「……気づきませんでした」 ーーーーグラララララ 「お前らまず海を見せてやれ!!!」 「……分かったよぃ」 ーーーザァ…… ーーーーーーザァ…… 「……これが海…」 「あぁ。はじめてかぃ?」 「はい!私、海を見るのが夢だったんです!!」 「ククッ、夢叶っちまったねぇ…」 「あ!あの!」 「…あ?なんだよぃ」 「海、触ってもいいんですか??」 「……御姫さん、下見てみな。この距離じゃ手が届きゃしないよ。次の島に降りた時にでも触るといい」 「……?」 「何不思議そうな顔してんだ?エースの弟じゃあるまいし無理だよぃ」 「…水をこっちに動かせばいいんじゃ…?」 「……いま、水を動かすって行ったかぃ?」 「……え?」 「「(……え?)」」 「……とりあえずしてみろよぃ」 「……御姫さん、マルコとむこうにいるエースにはかけちゃいけねぇよ」 「……?はい!」 [*前へ][次へ#] |