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お前のためなら(幸×佐)
「佐助!某に何か手伝えることはないか?」
「え?旦那が?どうしたの突然?」
洗濯物を畳んでいると、バタバタと掛け寄ってきた。
「佐助のために何かしたいのだ!」
「あはは……旦那は俺に構わず好きなことやってくれる方が助かるよ」
「そういう事ではないッ」
「何………………ぁ、」
あまりに力説する幸村に圧された佐助だったが、ふと気付いた。
「おやつを増やせ、とか企んでるんでしょ?」
「た、企むなど、悪い、言い方はするな………」
明らかに動揺して目の泳いでいる幸村だった。
「はぁ………そういう事ね………旦那に手伝ってもらうと余計に仕事増えるから却下」
佐助は溜め息をつきながら洗濯物畳みを再開した。
「むぅ…………分かった!こうしよう!!」
「は?う、わ──────はぁ!?何これッ」
幸村は佐助の身体を引き寄せて、胡坐をかいた自分の足の上に座らせたのだ。
「ちょ、旦那!何すんのさ!?」
佐助は逃げようとしても、がっちりと腰に回された腕の力は相当なので、身動きが取れない。
「某に家事はむいていないであろう………」
「うん、その通りだから離してよ」
背中に額をくっつけてしまた幸村なので表情が見えず、佐助は先が読めずに慌てる。
「しかし、某はお前の手伝いがしたいからこうする」
「だから何を………って、ホントに何すんのさッ!?」
幸村は佐助のズボンに手を掛けたのだ。
「旦那ッ!!」
「お前が夜1人でしていることを手伝う事にした」
「は………?な、に言って」
「うむ、台所で自慰に耽るだろう?」
「旦那、知って…………最悪だ……………アッ!」
佐助は羞恥でカーッと赤くなったが、落ち込む間などなかった。
「ちょ、だ、んなッ!」
幸村はまだ萎えている佐助を掴み出し、上下に扱き始めた。
「やめ………旦那!お菓子増やすから離してよ!」
「無論そのつもりだから邪魔をするな」
「痛い痛いッ」
「うるさいっ!」
抵抗する佐助の両手首を片手で握り、動きを封じる握力。
一度決めたら曲げない強い意志。
甘味への執着心………
「……………はぁ…………」
逃れる可能性が浮かばない佐助は、観念したように深く息を吐いた。
「…………旦那………力が強くて痛いの」
「む?そうか」
「うん………………」
「………すまぬ」
佐助は声を和らげて身体を預けたので、幸村は佐助の両手を自由にして、力を調節した。
「それに……………どうせするなら優しくしてよ」
「よし………分かった………」
何故こんな事になったのだろう、と考えようとした佐助だが、下半身に血が集まっていき上手く頭が回らなかった……………………
つづく・・・はず
××××××××××××××
母の日に合わせて。
時間切れにつき中途半端です。
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