□自分不安定少女
皆の前では偽りの仮面を付けて
独りになると仮面を剥いで蹲って泣く
仮面を付けていく事が怖くて
皆に「自分」を魅せるのが怖くて
もう疲れた、と思いながらも
繰り返し繰り返し同じ事をする
泣いて、泣いて、
涙が枯れそうになるまで泣いて
悩んで、悩んで、
もう一人の「自分」と相談しながら
“私、このまま仮面を付けていくのは嫌だよ”
“でもそうしなければきっと皆は私の事を笑う”
“でも、「自分」を偽るのは辛いよ”
“それでも、皆に笑われる事も辛い”
“じゃあ、私はどうすればいいのかな?”
“このままで、いいんだよ”
それが、本当にいい事なのかもわからず
私は同じ事を繰り返す
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