皆の前では偽りの仮面を付けて 独りになると仮面を剥いで蹲って泣く 仮面を付けていく事が怖くて 皆に「自分」を魅せるのが怖くて もう疲れた、と思いながらも 繰り返し繰り返し同じ事をする 泣いて、泣いて、 涙が枯れそうになるまで泣いて 悩んで、悩んで、 もう一人の「自分」と相談しながら “私、このまま仮面を付けていくのは嫌だよ” “でもそうしなければきっと皆は私の事を笑う” “でも、「自分」を偽るのは辛いよ” “それでも、皆に笑われる事も辛い” “じゃあ、私はどうすればいいのかな?” “このままで、いいんだよ” それが、本当にいい事なのかもわからず 私は同じ事を繰り返す [次へ#] [戻る] |