〜記憶と時間と契約と〜 落とし物 「ここいねぇとすると、どこだ?」 屋上をすたすたと歩きながら俺は考える 「ま、とりあえず飯食うか」 俺は手に持っていたパンの袋を破りパンを取り出して食べ始めた 「よっ」 と、後ろから声をかけられる 振り返るとそこにはクラスメイトの『遠藤 京介(エンドウ キョウスケ)』の姿があった 「京介か」 俺は愛想のない返事をする 「あ、京介、美奈見てないか?」 俺は軽い口調で訪ねる 「美奈・・・?」 京介は顔をしかめる 「・・・誰だっけ?」 京介は顔をしかめたままいう 「誰って、、、俺たちのクラスメイトだよ」 俺は苦笑いしながら答える 「あー・・・やっべ、ど忘れしたかも」 京介は困ったような顔でいう [*前へ][次へ#] [戻る] |