[携帯モード] [URL送信]

創作小説 『スパイシー☆キャンディ2』

教習とバイトでドッとくたびれ、重い体を引きずりながら武は帰宅した。

「はぁ〜…。ただいま」

「おかえりタケシ!」

ドドド!と走って玄関まで出迎えたのは、何故かななだった。

「はぁ!? お前何で居るんだよ!」

「えっへへー♪ それはね…」

腰に手を当て得意げに胸を反らせてもったいぶるななの背後――台所から姉の風本 清美(かざもと きよみ)が顔を出し、

「おかえりなさい、武。ななちゃん今晩泊まってく事になったから。夕飯もうすぐ出来るわよ」

ニコニコしながらまた台所へ引っ込んで行った。

「そーゆー訳だから。よろしくねタケシ♪」

「はあぁ〜!? ちょっとこっち来い!」

「わぁ! 何すんのさ!?」

ななの首根っこをむんずと引っ掴むと、武は自分の部屋へ連れ込んだ。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!