[携帯モード] [URL送信]






「好きだ」


「…へ?」



「好きだ」

「え…っと、奈良だっけ?」


「………」

「…違ったっけ?」


「…合ってる」


「…奈良って、ソッチ系ってことか?」


「別にそーじゃないけど」


「…?」



「アンタ、幸せそうだなと思って」


「…そ、それだけで?」


「あぁ」


「変わったやつだなー」


「ワリィか」



「いや、すげーいいと思う!」


「……意味分かんねー」


「オレ変わってる奴好きだから」


「なんだそれ」


「ははっ」













「………キバ…」

夢を、見た。

夕方の校門、オレがキバに告ってるの。




もう何年前だ。こんなにも鮮明に覚えていることに対して、バカだなぁ…と思う。
もう忘れろよ。



忘れろよ、自分。








あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!