アイデア庫 風邪引きアリスと夢ウサギ 頭がクラクラする。風邪を引いた。 自分は風邪というものから無縁だと思っていたのだが、それは単なる思い込みだったのかもしれない。 クラクラし始めたのは、薬を飲んでから。 原因は薬? それは薬が効いているという証拠なのだろうか? (そんなの聞いたこと無いが。) 手の平はこんなにも熱いのに、背中がまるで冷房を浴びているかの如く冷えている。 目を閉じれば視界は闇に包まれる。 聴覚が冴え、時計の秒針の音がカチカチと無機質な音を奏でた。 夢うつつな意識の中で、ドアが開く音が聞こえた。 きっと彼だろう。確信に似た何かがあった。 瞼を開けるのも億劫で、姿を写すことは出来ないが、足音を小さく歩くその気遣いがが優しい彼らしく、思わず笑みが零れた。 彼が何か呟いていたが、返事する間もなく、揺らめいていた意識は眠りについた。 こういう意味ない文でリハビリモドキをする私健気だなぁ★← 因みにタイトル適当です^^ [*モドル][ススム#] |