アイデア庫
金色が望んだ色
金色！でガ清
死リアス注意
冷たくなった亡骸を抱えた一人の青年は、涙を零した。
己の無力さの所為で愛するものを死なせてしまったのだ。
己の不甲斐無さの所為で愛するものを死なせてしまったのだ。
青年は自分の服が血に濡れるのも構わずに強く抱き締め、歎く。
どうしよう、どうしよう、
かれがしんでしまった。
いとしいかれがしんでしまった。
かれがいないのなんてたえられぬ。
かれがいないのなんてつらすぎる。
かなしい、くるしい。
むねがきしむ。からだがふるえる。
どうしよう、どうしたら、
かれがいない。
かれはいない。
ならば、ならば、
いっそのこと、
(こわして、しまおうか、)
(すべて、おわりにしてしまおうか、)
世界は白に染められた。
いないなら、消してしまえ。
意味の無い世界なんて、消えてしまえ。
［*ﾓﾄﾞﾙ］
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