朝練。 朝はランニング! ってのは前いた学校の剣道部の時の朝練。 今も習慣づいて続けてる。 「小鳥さんおはよー」 都会と違って小鳥などの動物も多く見られる。 何気なく挨拶をしてしまうようになった。 すたんっ 弓道場の横を通り過ぎると矢を射る音が聞こえた。 月ちゃんかなー? 月ちゃんだといーなー… こっそり覗くことにした。 そーっと、そーっと… いたのは鬼の副部長。 「見つかったらヤバい……今のうちに退散しなけれ……」 「おい」 「のわわわっご、ごめんな、ささいぃっ」 「おいっ逃げるな!!なんで逃げるんだっ」 「だってだって…怒るでしょ?いや、怒る、怒ってる。」 「怒らない、怒ってない。…→おまえこの前来てた日向だろ?」 「なんと…覚えてくれてたんですね…」 「まぁ、学園内で女子はおまえと夜久だけだからな」 「あ、そっか……てことで失礼しますっ」 「あっ待てっ!」 「はっはい?!」 「……そんなに怖がんなくていい。俺は元々こういう顔なんだ。あと、これ…」 「??飴玉??」 「敬語なんて同じ学年なんだし使わなくていい、甘いものでも食って力抜け。」 「あ、ありがとう…えっと副部長…」 「宮地龍之介だ」 「宮地くん…」 案外いい人かも…… 朝練。 (ところで日向はこんな時間になにやってたんだ??)(んー…お散歩??)(何故疑問形なんだ…まぁなにかあったらいつでもここに来い)(んじゃんじゃ飴玉もらいに来るねっ)(来るな…) [*Back][Next#] |