[携帯モード] [URL送信]

DRRR!!夢[臨也]
新羅のマンション・セルティ視点


「セルティ、仕事だよ」

 メモを持った新羅が、私にそう言った。

『内容は?』

「運んで欲しいものがあるんだって。因みに依頼主は臨也ね」

『……そうか』

 臨也からの依頼か……。また変な物を運ぶんじゃないだろうな……。
 アイツからの依頼はきまって後味が悪い。むしろそういう依頼しか、私にして来ない。普通の依頼なんて滅多に来ないから、基本的に苦手である。

「はい、待ち合わせ場所はこのメモに書いてあるから」

『ありがとう』

 新羅からメモを受け取ると、服の裾にしまった。

「うん。気をつけてね、セルティ」

『あぁ。じゃあ、行ってくるよ』

「いってらっしゃい」

 ヘルメットを被り、部屋から出る。愛馬のシューターをひと撫でしてから、跨がる。
 真昼の空の下、私は池袋のとある場所にむかった。




[*前へ]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!