DRRR!!夢[臨也] 新羅のマンション・セルティ視点 「セルティ、仕事だよ」 メモを持った新羅が、私にそう言った。 『内容は?』 「運んで欲しいものがあるんだって。因みに依頼主は臨也ね」 『……そうか』 臨也からの依頼か……。また変な物を運ぶんじゃないだろうな……。 アイツからの依頼はきまって後味が悪い。むしろそういう依頼しか、私にして来ない。普通の依頼なんて滅多に来ないから、基本的に苦手である。 「はい、待ち合わせ場所はこのメモに書いてあるから」 『ありがとう』 新羅からメモを受け取ると、服の裾にしまった。 「うん。気をつけてね、セルティ」 『あぁ。じゃあ、行ってくるよ』 「いってらっしゃい」 ヘルメットを被り、部屋から出る。愛馬のシューターをひと撫でしてから、跨がる。 真昼の空の下、私は池袋のとある場所にむかった。 [*前へ] [戻る] |