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DRRR!!夢[臨也]
 


「言おうと……したと思ってんのよ……!!」

 感情が、爆発した。
 理由はよくわからない。折原臨也に対する怒りなのか、うっかり自分の事を漏らした怒りなのか……。

「あんたがっ……あんたが変な探り入れようとしたからっ……余計な事を思い出させるからっ……。ムカつくのよっ……!なんでも知ってますみたいなその態度が!
 にんげんを全て愛してる?そんなの貴方の自己満足でしょ?自分だけが救われるって思っているんでしょう?楽しいでしょうね、そうやって高見の見物で。なんでも知ってる顔して、肝心な所は何にも知らない。全く、神様気取りもいいところよ。
 私は、貴方みたいな奴が一番、


  大嫌い  」


 全てを吐き出した後、しばらく折原臨也は黙っていた。私の言葉が突き刺さったのか、的を得ていたのか……。前者はきっとないだろう。
 沈痛な面持ちで折原臨也は口を開いた。……さて、その口から出るのはどんな言葉なのかしら?

「……そう。確かにその通りかもね。何もかもが俺の自己満足だし、神様気取りってのも間違いじゃない。
 でもさぁ、それは君が言えた事じゃないよね」

「……あっそ。それだけ?」

「そうだね……あともう一つ言うなら……、人間らしい君が、全ての人間の中で一番好きだ」

「…………最っ低ね」

 搾り出した言葉は、それだけだった。私は逃げるようにして、折原臨也を置いて走った。


 まるで、いつかの記憶と同じように。




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あきゅろす。
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