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小説 フェアリー隊


首都 ─円卓─

「さて、皆さんがご存じのように、我がフェアリー隊は正体不明機より襲撃を受けました。
また、スワロウ隊の襲撃によりウェイカー基地をなくました。
“スワロウ”についてはご存知かと存じますので敵の不明機についてお話したいと思います。」

首都の基地に降り立った俺たちは専用車両に乗り、この大会議室─円卓─に来たのだった。

「敵の不明機は、機動性もよく、またスピードも優れています
他に分かっているのは、敵の機体は黒塗りで機種は2種類あると見られます。
また1機種については可動翼らしきものも見られます。」

機体の説明は由貴がしてくれた。
まぁ俺が話すより分かりやすいだろう

「あぁ…一つ良いかね?」
「はい。なんでしょう?」
「報告書にあるヴァンシー救出時に収容した不明機は?」
「パイロットは意識不明、機体についても照合データがありません。」
「それは敵ではないのか?」
「まだわかりません。
もし敵だった場合は、叱るべき処置を取ります」
「なるほど…現在考えられる不明機に有効な手段は?」
「ありません」
「では、これからどうする?」

坦々と攻めよって来るような口調…
呆れた俺は自ら喋ることにした。
「我が隊はこの国を守ること。そして、世界を守ることにあります。
やるべきことは決まっています」
「そうだな、正体不明機と戦闘したパイロット諸君はまた後で話を聞こう」

以外にもあっさりと引いてくれた
…何か裏があるのか?

「………了解。
 引き続き報告を続けます……………………」



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あきゅろす。
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