小説 フェアリー隊
1
4月19日
ヴァンシーW
ウォルト海峡上空
「それじゃあ、加賀くん後を頼むよ」
「はい、隊長」
俺はそう言うとブリッジの権限を加賀に渡した
結局、昨日はあの後ブリーフィングを開いて事情を説明した。
まぁ数名(実際は一名)が文句を言っていたが、会議の後、各自自由行動にすると言うことで了承してくれた。
「招集を掛けてくれ、B格納庫だ」
「了解。」
横に控えていた雪にそう告げると俺は足先を格納庫へと向けた
途中、廊下で…
『まもなく、参謀会議及び証人喚問を開きます。該当者は速やかにB格納庫に集まって下さい。
繰り返します…』
(さて…首都に降りますかね…)
俺は心の中でそう呟いた
B格納庫 ワイバーン機内
「全員搭乗しました。」
「よし、ワイバーン 発進」
こうして俺たちはヴァンシーから、ワイバーンそして首都─ノースポイント─に降り立ったのだった
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