小説 フェアリー隊 10 クロノス隊が加わり、増援部隊は呆気なく殲滅。 その頃には街の防衛もだいぶ落ち着き、一部離脱を許したものの、制空権は取り戻していた。 「なんとか、守りきったな。」 「それでも被害は出たよ。」 トムが言う。 街のあちらこちらからは黒煙が上がり、一部では燃えているのがわかる。 「…通信?」 全周波数で通信が入るのは珍しい。 「これは…?!」 「今回の空爆は我が国だけでなく、世界各国の主要都市で発生していたことが判明…」 「敵武装勢力をJINと名称。各国はこれを排除すべく連携を強めていくと発表。」 「…これって」 ルキが声を上げた。 「ちょっと待てよ…世界各国ってノンさん!」 フレイは今ここにいない人の事を呼んだ… [*前へ] [戻る] |