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小説 フェアリー隊


リヴァイアサン艦内
 格納庫


「俺の機体は?!」
「発艦可能機ですので…艦載機はF/A-18E、もしくはF-35Cですが」

(敵が分からない以上、あらゆる場合を…)

「F-35Cだ」

フレイが考えている間に三上が言い放った

「ちょ…おい!」
「あらゆる場を想定し、ソレが最善と判断した」
「………………」

悔しいが、その通りだった。

「F-35Cだ!
全員乗れるよな?乗れないなんて抜かすやつは待機だ!」

慌ただしく、動き回る格納庫内。

「対空戦闘配備!」
「急げ!弾薬は詰め込めるだけ詰めてやれ!」

コクピットに乗り込んだフレイは戦術ディスプレイの電源を入れた。

「敵は…アンノウンが5機。
接敵まで後15分」
「15分……」

なおとが呟いた

「全機、こちらからの攻撃は許されない。
但し、打ってきたら打ち返せ。」
『了解。』

「行くぞ!」

機体がエレベーターに入る。

動き出すエレベーター…
空が見え始める…

そう。これからが戦いなのだ。



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