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小説 フェアリー隊
19

重盛 優友 視点


「9時方向!片霧機一機撃墜…被弾してます!」

言われた通り、左側ではヒラヒラと落ちていく機体と、尾翼が欠けバランスを崩し落ちていく機体がいた

「聞こえるか?片霧機!」
『は、はい!』
「母艦に戻れ!そのまま飛んでいたら撃ち落とされるぞ!」
『り、了解!』
「由貴!ワイバーンに緊急着艦の準備を!」
「了解」

被弾機が出始める…
このままでは不味いな……

「ダリスより入電!貴隊の援護に入る…」
「フレイだな…」
「到着まで8分!」
「よし!各機聞け!後8分で援軍が到着する
後8分だ!粘り切れ!」
『了解!!』

「これは…不明機、急速接近!」
「新手か!?」
「機種は…不明!新型です!」
「…俺以外相手に出来ないか…」

別に隊員の腕が未熟な訳ではない
敵の気配が…違う
奴は俺を狙ってる

………この俺を!

「由貴!行くぞ!」
「了解!」
「状況分析を頼む!」

スロットルをMAXにまで叩き込む

双発のエンジンが吠える

凄まじい加速…
敵とのドッグファイトに備え高高度へ………

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あきゅろす。
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