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小説 フェアリー隊
18

片霧 晃助 視点


正直、隊長が出てきた事は驚いた

彼が出てくると言うことは余程の人員不足、あるいは隊長自らが迎え撃たねばならない程の強敵ぐらいと聞いているからだ

(今回はどちらなのだろう…)

そんなことを考えていると…

『後ろ!7時方向!ぴったり張り付かれるぞ!』

言われて気付く

全速力で突っ込んでくるF-14D…やばい
報告にあった桁外れな戦闘力を誇る連中なんだ

一瞬で落とされかねない…

(隊長には禁止されてたけど…)

俺はブースト圧を一気に下げ、敵とヘッドオンした

「これでも食らえ!」

俺はロックオンされてない状態で、AAMをぶっぱなした

『っな!』

ミサイルは見事に敵の右翼を貫いた

しかし…………

「やば!」

コントロールを失った敵機は真っ直ぐ俺に突っ込んでくる…
俺の機体は無理な機動をしたせいでまだ立ち直れてない

「っく……」

俺は左に機体を傾けスロットルをMAXに入れた

機体が震える

敵機にぶつかるっと思った瞬間
機体が動き始めた

しかし、少しばかし遅かったらしい

垂直尾翼に敵機がかすったらしく、軽い衝撃と警報が鳴り響いた
(やはり…やるな…)

そう思った


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あきゅろす。
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