小説 フェアリー隊 17 重盛 優友 視点 「戦闘エリアまであと1分!」 後ろの由貴が叫ぶ レーダーはクリアで敵機がくっきり見える 流石に遠距離からの砲撃は全てかわされている様だった 「メシア機、聞こえるか?」 『はい』 「お前は俺の後ろを頼む」 『了解』 「無線、使えます!」 由貴の報告を聞いて、手を動かす 「おい片霧!」 『た、隊長!?』 「俺らと代われ お前は堀田と一緒に下のやつを頼む」 『り、了解!』 「射程圏内!」 言い終わると同時に、中距離ミサイルが射程に入る HUD上に3つのシンボルが赤く変わる… 鋤かさず、発射ボタンをリリース 3つのミサイルが放たれる… 敵の機体は……… 「敵の光学映像入りました! …これは!?」 「あぁ…F-35Cだ」 「そんな…まだ試運転段階だったんじゃ…」 『ゴタゴタ言ってても仕方ないわ さぁ、行くわよ』 アリシアの言う通り、いくら言っても状況は変わらない 俺はスロットルを最大に押し込み 突っ込んでいった… [*前へ][次へ#] [戻る] |