[携帯モード] [URL送信]

MACROSS-A.D.2048-
6ページ
「そうだなぁ・・・じゃあ、出力関係のシミュレーションと調整を頼むよ」

「それくらいなら、まかせてくれよ」

 休憩を終え、カイルを加えた七人は作業を再開する。

 フォルト機の改修作業は夜通し掛かった。

 取り付け作業や電子系統の調整に関しては問題は無かったが、特に銃自体が実弾とビーム系統の二つに分かれており、ビーム系統の出力自体の調整の匙加減に時間が掛かっていた。

 VF-11自体のジェネレーターが出力不足の為、ジェネレーターを丸ごと交換したものの、そのジェネレーターでもなんとかギリギリの出力だった。

 ビームに出力を回しすぎると機体の出力が上がらなくなり、機体に出力を回しすぎると今度はビームの威力が落ちてしまう。

 実弾系統をメインに使えば問題はないが、いざという時の為にも使えるようにしなければならなかった。

 フォルトはコクピットモニター、そしてカイルとミランは端末を必死に見ながら出力のシミュレーションと調整を行う。

 夜通しで作業が全て終わった頃には、空は明るくなっていた。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!