MACROSS-A.D.2048-
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「そうだなぁ・・・じゃあ、出力関係のシミュレーションと調整を頼むよ」
「それくらいなら、まかせてくれよ」
休憩を終え、カイルを加えた七人は作業を再開する。
フォルト機の改修作業は夜通し掛かった。
取り付け作業や電子系統の調整に関しては問題は無かったが、特に銃自体が実弾とビーム系統の二つに分かれており、ビーム系統の出力自体の調整の匙加減に時間が掛かっていた。
VF-11自体のジェネレーターが出力不足の為、ジェネレーターを丸ごと交換したものの、そのジェネレーターでもなんとかギリギリの出力だった。
ビームに出力を回しすぎると機体の出力が上がらなくなり、機体に出力を回しすぎると今度はビームの威力が落ちてしまう。
実弾系統をメインに使えば問題はないが、いざという時の為にも使えるようにしなければならなかった。
フォルトはコクピットモニター、そしてカイルとミランは端末を必死に見ながら出力のシミュレーションと調整を行う。
夜通しで作業が全て終わった頃には、空は明るくなっていた。
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