MACROSS-A.D.2048-
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「う、うわ。こ、怖ぇ・・・」
マリアとネルの殺気立った目つきにタクヤの身体は震え上がる。
「タクヤ」
タクヤの後ろの席から、エスターが小声で手招きをしてタクヤを呼ぶ。
エスターに気付いたタクヤは、二人から逃げるようにエスターの方へ向かう。
「なんだよ、あの二人」
「僕もわからないよ。朝からあんな感じだよ」
エスターはウインナーを口へ運びながら話す。
「なあ、エスター」
「何?」
「理由を聞いてきてよ」
「えぇぇ・・・イヤだよ。今、あの二人に関わると酷い目に遭うし・・・」
食事を口に運びつつ、エスターは陰からマリアとネルの様子を覗く。
マリアとネルは、お互いにいがみ合ったまま食事を口へと運んでいる。
その様子を他のメンバーも恐る恐る見ている感じだった。
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