MACROSS-A.D.2048-
8ページ
『バルチャー1から各機へ、これより小惑星群に突入する。全機、計器に目を配れ』
ドルチェフの通信にパイロット達は計器に集中しながら慎重に小惑星群に突入していく。
照明を灯せば敵に気付かれる為、パイロット達は暗く多数の小惑星が浮遊する中を突き進んでいく。
計器を注意深く見ながら進まなければ小惑星に激突してしまう為、パイロット達は固唾を飲みながら計器に目をやり、小惑星郡の中を慎重に進んでいく。
『タクヤ、エスター、お前達も気を付けろよ。ここはシミュレーションじゃねえ、一瞬の油断が命取りだ。小惑星にぶつかって死んでも二階級特進なんて無いからな!』
『りょ、了解』
『了解』
ドルチェフの言葉にただでさえ強ばっていたエスターの表情は更に強ばる。
「んだよ、おっさんの野郎、それぐらいで脅かしやがってよ。それに、これくらいなら楽勝楽勝♪」
何も見えない暗闇の中を進む恐怖を知らないタクヤは、気楽な考えで機体の速度をそのまま上げて小惑星群を進む。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!