MACROSS-A.D.2048-
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「まあ、見てみろ」
男は見ていた書類を女性に渡す。
「・・・確かに隊長の言うとおり、士官学校も偏った人材をよこしてきましたね」
男から受け取った書類を一通り見て、女性は険しい表情をして溜め息を吐く。
「まあ、来たら来たで、たっぷりとかわいがってやるさ」
男は不敵な笑みを浮かべる。
「初めての士官学校からの配属ですからね。来て早々、逃げ出したりしなければ良いですけど・・・」
男につられて女性も少しだけ笑みを浮かべる。
「そうだな」
男は航空機の飛行音に気付き、ブラインドの隙間から空を見上げる。
紫色に濁った空を見上げると、ちょうど偵察から戻ってきたバルキリーが滑走路へと向かっていく姿が見えた。
「少しは楽しませてくれよ、新人さん」
男はそう呟きニヤつく。
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