MACROSS-A.D.2048-
8ページ
「何だお前達、まだ起きていたのか」
早朝一番にドルチェフが格納庫にやって来る。
「おはようございます、隊長。ええ、さっき終わったばかりなんですよ」
ミランがドルチェフに状況説明をする。
しかし、徹夜作業の為、その瞼は重くなりつつあった。
「そうか、ご苦労だったな。もうお前達は寝ろ。特にメイア」
「は、はい」
「お前は女だし、疲れは肌の天敵だ」
ドルチェフの言葉に皆の目が驚きのあまり点になる。
「た、隊長・・・」
「隊長がそんな事を言うなんて、明日は雨が・・・」
フォルト達は、お互いに顔を見合わせてドルチェフを見る。
「バカ野郎!俺だって女の扱いくらいわかっている」
フォルトの悪ふざけにドルチェフは照れ隠しに怒鳴る。
「いいな、メイア。これは隊長命令だ」
「はい、わかりました」
ドルチェフの言葉にメイアは笑顔で返す。
自室へと戻ったフォルト達は疲れ果て、その日はそのまま眠り込んだ。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!