薄桜鬼×銀魂1 史上最大の親子喧嘩D 夜兎はどこに行ったって大体嫌われる。 洛陽・・雨ばかり降る、じめじめとした星。 この星にやってきた当初は、俺たち家族はもちろんのこと、まだ3つにもならなかった俺でさえ、夜兎だと知った親たちは子を俺から引き離し、石やら物やら投げつけて、自分たちから遠ざけていた。 幼なりになんとなく感じ取っていた。 俺たちが歓迎されていないことを。 でも俺には分からなかった。 だから母さんに聞いた。 なんで俺たちはこんなにも嫌われているのか、と。 母さんは答えた。 ごめんなさい、と。あなたは何も悪くないのよ、と。 俺は2度とそんなことは聞かなかった。 [*前へ][次へ#] |