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魂。

夜ゎお姉さんと
たった二人きりだったけど
楽しかった。

自宅にいる時は、毎日おびえてた。

部屋にはママの魂がいて、
全て見てるんぢゃないかって…。

お兄ちゃんがすること。

自分ですること。

全て。

見てるとしたら

どんな気持ちで…。

そんなこと考えてたら

胸が痛くなって…。

悠梨は何て
醜い娘なんだろうと
思い詰めてしまう。

そんなことは
有り得ないかもしれない。

ただ悠梨には…
ママの存在が一番だった。

もっとそばにいてほしかった。

亡くなる数時間前に
ママが残した言葉。

《パパやお兄ちゃん達は悠梨が守ってあげるのよ。》


何にも守れないよ。


一番末っ子だし。


ママがいなくなって女1人だし。


パパが悲しまないように

悠梨がママの代わりになれるように頑張った。

なのにパパは、悠梨を置いて新しく守る人を作った。

何を守るの?

何なら守れるの?

自分のことすら守れないのに。

悠梨のことは
誰が守ってくれるの?

ママ…

どうして死んじゃったの?

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あきゅろす。
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