マンション。
何日かが経って、
マンションの持ち主が
お姉さんではないことを知った。
仕事が落ち着いたとゆう
その人がある日突然帰ってきた。
《その人》は男。
カヅ兄の先輩…19歳。
タンクトップに、だぼついたズボン姿。
背が高くて広い背中。
細いのに筋肉がすごい。
切れ長の目に、
金に近い明るい髪。
後ろ髪が長かった。
第一印象は【凶暴そう】。
そんな彼は、みんなに《ミィくん》と、かわいらしいあだ名で呼ばれていて拍子抜けした。
「ぁ゛〜また増えてんじゃんか…」
ポケットに手を突っ込んだまま
見下ろされてすごい威圧感。
めちゃくちゃ嫌そうな顔してるし。
ムッとしたけど、
嫌われたらここに
おいてもらえなくなっちゃう。
「…初めまして」
完全に引きつった笑顔。
「早く帰れよ。」
低くて冷たい言葉。
やっぱり…ここにも…
いつまでもいられないんだ。
そりゃそうだょね…。
頭ではわかってるけど
まだ無理…。
ごめんなさい。
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