先輩。 学校に泊まるわけにもいかず…。 悠梨を 気に入ってくれてる、 三年の先輩の家に 泊まらせてもらうことになった。 先輩は男。 追い詰められてた悠梨は、 《ェッチさせてくれたら 泊めてやってもぃぃよ。》 という先輩の冗談を 真に受け、頷いてしまった。 そうなると 冗談は冗談でなくなる。 泊めてもらえるんだったら… 私の居場所を 作ってくれるんだったら… 好きでもない男に 処女を捧げたっていい。 こんな娘の姿を 天国のママが見ていたなら 泣き崩れてただろう。 今なら分かる。 自分を傷つけることは 自分を愛してくれる人が一番傷つつくんだって… [*前へ][次へ#] |