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06
 
 

「あー、紹介する。この金髪が東堂英二」

「ハロー、君可愛いねー名前なんて言うの?」


東堂英二、先輩。
聞いたことがある、鬼塚先輩の仲間で、見かけによらず一番えげつない事を平気ですると有名だ。笑いながら、人を殴る。そう人伝てに聞いた。

そしてその東堂先輩は、トモを気に入ったらしく、トモの隣に座り名前を聞いていた。
ワーオ、マイペース。



「んで、この下半身男が二ノ宮美桜」

「下半身男って…ひどいなー天ちゃんはっ」

苦笑いしながらちょうど俺の向かい側、リョウの隣に座った。


そんな二ノ宮先輩はたしか風紀委員長もしていたはずだ。
そして噂だけれど、50人以上のセフレがいるとかいないとか。
…鬼塚先輩が二ノ宮先輩に下半身男と言ったのがよく分かった気がした。



「あ?本当だろーが…。あー、んでこいつが泉川孝介」

「宜しく」

前の二人とはまったく異なる雰囲気で、それにしても入学式の時とかにも思ったけど、本当に綺麗で低い、イイ声だなと思う。

泉川先輩はミケの隣へ腰を下ろした。



「んで、こいつが神崎忍。お前らの一個上だ」

「・・・」

神崎忍、たしか喧嘩っ早く短期ですぐキレるとかキレないとか…体がでかく、力がめちゃくちゃ強いらしい。
泉川先輩とは違うタイプの無口さんだった。

神崎先輩はナオの隣へ腰を下ろした。






噂では悪魔や鬼と呼ばれる先輩たちとどこにでもいそうな普通男子が丸くなっている。
うーん、シュールだ。




「で、そっちは?」

「え、あ…」


二ノ宮先輩が俺を見ながら自己紹介を求めてきた、そりゃそうだよな。



少し深呼吸をしてから声を出した。




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あきゅろす。
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