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ご本人登場と同時に爆弾発言がちらほらと…

「「二人は兄妹!?」」

「私には兄しか兄弟は居ない。」

でも今お兄ちゃんって…とラルフが指差しながら戸惑った様に言う。

「あ〜ゴメンゴメン、びっくりさせちゃった?セインとは兄妹じゃないよ〜☆セインは親居ないし、アタシのお父さんはオーディンだモン。」

「っ!…ソルティア、余計な事を…!」

「んぎゃ!もがもが…」

少女、ソルティアの言葉に珍しく焦った表情をしたセインが素早く口を塞ぐ。

……時既に遅し、トバリ以外の皆が目を輝かせた。


「オーディン…って言えば『始祖の書』に出てくる、あの!?」

「うっわマジかよ…『始祖の書』に書かれている内容は本当だったのか…」


それなら転移魔法も納得だな!とはしゃぐラルフとダクーにセインは一気に疲れるのを感じた。

憂鬱な気分になっていると静かにトバリが寄って来た。


『貴女があのソルティアさんだったのですね。』

「んぉ?…『そうだよ〜☆もしかしてキミがセインの従者っていうトバリ君?』

『はい。話に聞いた通りの御方で少し驚いています』

『それ、どういう意味よ〜。』トバリ君かぁ、アタシは聞いての通りソルティアだよ。ソルティーって呼んで☆」

「わかった、よろしく…ソルティー。」


ソルティアとトバリは心で会話出来ないので極秘の部分を天界語で話し、自己紹介を終えていた。


ふと、セインがソルティアを呼んだ。

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