たのしい尿検査A*
洋式の個室にふたりで入って、カギをかけた。
これから…と思うと、ちょっとドキドキしてきた。

「おれ先いい?まじ漏れそうなんだわ」

「あ、ああ」

ゆうたの勢いにつられて肯定してしまった。
こっちも膀胱たぷたぷなのに。

「早く早く、コップ出して」

足踏みをしながら慌ただしくチャックを下ろすゆうた。
仕方がないから大人しく便器の横にしゃがむ。
あっ…ちょっと朝勃ちしてる、おれと一緒だ。

と思うや否や、

ブシャアアアアアア!

「うわっおま!」

「ごめん!」

紙コップの準備が一歩間に合わず、おれの袖にゆうたのおしっこがかかってしまった。
慌ててコップで受け止める。
紙越しにゆうたのおしっこの温度を感じる。
すごく濃い黄色で、むんとする熱さで、匂いは出たてだからあんまり感じないけど、目と鼻の先で見る放尿に見とれてしまった。

そういえば出始めのおしっこは捨てるとか言ってたっけ。
すでにコップ八分目まで溜まってるけど、これって捨てていいのか?
迷いつつも、これだけ勢いよければまだ出るだろうと、コップをひっくり返した。

じゃばっ!

便器の水が黄色に染まる。

「大丈夫か?まだ残ってる?」

「大丈夫。やべーこれ全然止まんねー笑える」

「なんだそりゃ」

水勢は衰えることなく、長い放尿が続く。
一度空にしたコップがあっという間に満タンになった。

「おいこら、溢れる溢れる、止まれ」

「無理だって」

水位がコップの縁を超え、表面張力の膜を破った。

「ちょっ、まっ、袖につく」

急いで袖を引き上げた。
手首までびしょびしょになる。

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