05
女1「……一氏先輩と言えば、そろそろやな?あ―れ」
「本間じゃなあ!
一氏先輩本間おもろいから好きじゃわ」
女2「もうこんな時期かあ、楽しみやね」
会話に入る事を許されたのは嬉しかったけど、会話について行けれない。
取り敢えず話しに食いついてみる。
『一氏先輩が、何かするん?』
「ああ、杏子ちゃんは知らんわな」
女1「うちにはな、新入生の緊張を和らげるたまに祭りがあるんよ」
『は、祭りぃ?』
女2「新入生歓迎お笑い祭ゆうんよ」
『流石四天宝寺、毎回想像の斜め上を行くな』
女3「おおきに―!」
『で、それにひ………その先輩が出るん?』
「一氏先輩な。
おん、出るでぇ。一氏先輩のモノマネは四天一じゃわ!」
女1「一氏先輩と金色先輩の漫才もまた見れるんやなあ…」
『おもしれぇん?』
「「「「当たり前やろ!!!」」」」
女2「一氏先輩と金色先輩のお笑いライブには仕事帰りのOLやらサラリーマンやら来るんやで!」
『おおおお、まじか!
そりゃあ楽しみじゃなあ!』
女3「おん、うちらが威張る事やないけど、楽しみにしとき!」
『そうするわ―』
一氏先輩と金色先輩なあ、うん、覚えとこ。
…………………
学校の終了を告げるチャイムが学校に響く。
今日は四天宝寺の面白い行事の事について知ったりしたなあ。
「なあなあ杏子ちゃん!部活動何に入るん?」
『麻梨紗ちゃん。
何言っとん、決めとるに決まっとるじゃろ!』
さっきの帰りのHRで配られた入部届け。何か配られるんはよぉねぇ?、とか思っていたところだった。
四天宝寺は文武両道を重んじるらしく、運動部と文化部のかけもちを義務付けられているようだ。
ぶっちゃけ実に嫌である。四天宝寺は余程運動音痴に恥をかかせるのがお好きらしい。
『水泳部と演劇部じゃな。
あたし本間は天文部あれば天文部と演劇部かけもちしたかったんじゃけどねぇんじゃな…』
「まあ、地味じゃし。四天には創部されんじゃろ」
『そういう麻梨紗ちゃんは何処にしたん?』
「ん、杏子ちゃんと同じにしようと思って」
『そうなんじゃあ!じゃあ、お互い頑張ろうな―』
「おん!」
麻梨紗ちゃんもあたしと同じ部活とか本間嬉しい。
…部活と言えば、噂の男子テニス部。
あそこ一体何人入るんじゃろ。
今回は特に見どころなし。←
次回に盛りだくさんになりそうです。
2011.07/20
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