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NARUTO
十四

ぐったりとして荒い呼吸をしても、冷めない身体の熱とじわじわ感じてきた背中の痛み。

『背中・・・痛い。』

「だろうな」

まだ繋がったまま膝上に乗せると、ふるりと震えて声をもらす。

とろりとしたのを奥から感じて目を丸くした。

『だめ、や、やばいって、溢れて・・・んっ!』

「椅子皮だからいい、まだ足りねぇよ」

『──・・・っ!』

回復が早く膨らみ始めたそれを感じてナルトは逃げようとする。

けれどがっちり腰を抱かれた。

『ばっ、なん、なんだってば、なんだってばそれっ!抜け、エロマル!』

「うっせえ!抜く馬鹿いるか、足りねえって言ったろ」


『ひ、あ・・・ああっん、あ、ふぅんっ!』

強く腰を思うまま揺さ振り、噛み付くように口づける。

さきほど放ったもので濡れたままのそこは、なんの抵抗も無いままシカマルの蹂躙を許してしまう。

『・・・ぬっ、ぬれ・・・ふあっ、ぬるぬる、やぁあっ!』

激しく揺さ振っていると放ったものは潤滑液になり、さきほどより比べものにならない快感があった。

やだやだと文句を言いながらも甘く声をあげながらあそこを締め付けてくる。

「なら、どこならいい、どこ好きなんだ?」


『も、そっ、そこ・・・っい、いいー…』

ああそうかい、と言われた場所を揺さ振り腰を回して目茶苦茶にいじめた。

ぐだぐだに乱れたまま忙しなく喘ぐ。

『大好き、だってばよ』

うっとりと濡れた目をして、甘ったるく言われ、かなわねえ、と思い頭が下がるシカマル。

「おまえには、勝てそうにねえよ・・・」

次から次へと予想だにしない言動に。

ムードのかけらもない、けれど甘く淫らな時間は

後数時間で空が夕日色になろうとしていた。


─きっとそれはね、そうなっちゃうのはナル君の──・・・









『腰、だるい・・・』

「喉ガラガラだな」

誰のせいだ、とソファーに座っているシカマルの膝枕で寝転んでいるナルト。


『なあ、シカマル?』

「ん?」

髪を梳かすように触れる手をとり、彼を上目で見る。


『匂い、する?』

「──・・・さっきとは違うな。」


なんでだ?と首を傾げるシカマル。

あんなに匂いがしたのに今は最初の時と同じ花の匂い。


『蜜に引き寄せられたハチだってばね。』

「あー・・・そうかも知れねえな。」






──・・・ナル君の匂いが花の蜜のように、好きな子がくっついちゃうのかも知れないね。






『なあシカマル?』

「んー?」

ぐっと腰に抱き着きく彼を見上げて艶っぽい笑みを浮かべる。


『次は、柔らかいベッドの上で・・・しよう』


「──・・・っ、はいはい。」


一瞬目を見開くも苦笑を浮かべて笑うシカマル。


やっぱし勝てねえわ。

そう呟き、自然と二人は口づけを交わした。




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