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NARUTO


キバとも合流して四人で周り、買い物を終えた。


「そうそうシカマル、あんた手伝いなさいよ。」


「ナルトはシカマルに宿題教えて貰えよ、半分間違えてたら補習だったろ?」


イノはシカマルに

キバはナルトに。


シカマルは方耳に指を入れてはいはいと返事をし


ナルトはそれを言うな、と怒るがキバはけたけた笑う。


「宿題か。時間あるなら先にやっておくか」


『うー・・・っ』


うなだれれば、背中ををぽんぽんと叩かれ明るいイノの声。


「シカマル頭だけはいいからたよりなさいよー」


「だけはって余計だ」


眉間にシワを寄せて空を仰ぐシカマル。


そしてイノとキバと別れて、ナルトの自宅へと二人は足を向ける。


「それ、買ったのか?」


『掃除する度に疲れちゃって買っちゃいました。』


苦笑をうかべれば、確かに疲れるだろうとシカマルは言葉を返す。


ほどなくして自宅にたどり着くと、引き戸を開け空気を入れ荷物を仕舞う。


冷蔵庫からスポーツドリンクを取り出し、縁側に座っているシカマルに渡す。


『先輩、ここ好き?』


「あぁ、柱が背もたれになるし。」


サンキューとドリンクを受け取り彼の隣に座って庭を眺めた。


「宿題、なんだ?」

『・・・数学』

静かな問い掛けに対してナルトの返す声は暗い。


「苦手か」

『苦手って言うか・・・カカシ先生俺のだけプリント付けるからヤダ』


半分間違えれば補習。それを二ヶ月で四回もさせられ、ナルトは何時もカカシの宿題に気分が滅入ってしまう。


「そりゃめんどくせぇ宿題だされちまったな」


すっ、と立ち上がり背伸びをするとナルトをみおろす。


「さっさとやっちまうか。」


『うん!』


ナルトも立ち上がり部屋へと向かった。


ナルトの部屋は奥にあり、洋室であるドアを開く。


『適当に座ってください』


「んー」


ベッドを背もたれにして座り、ぐるりと部屋を見たが高校生にしては殺風景とも言えるようなものだった。


「物、少ないのな」


『って思いました?開けたら凄いんですよ!』


宿題をテーブルに置くと、ナルトは壁に向かう。


「そこ、クローゼットじゃなくね?」


『クローゼットじゃなくて、これ!』


壁をぐっ、と押せば隙間が出来て部屋が現れた。


「隠し扉かよ」


『面白いでしょ?!』


眉を寄せて笑うシカマルと、にかっと笑うナルト。


置くの部屋はゲームラックには様々なゲーム機やソフトに攻略本。


寛げるようにテーブルソファーやチェアーもあり、服や漫画の棚もあった。


『洋室ならウォークインクローゼットがいい、とか言われてこうなっちゃった。』


面白い発想にシカマルは笑い、扉を閉めた。


「どうせ気が散って、とかだろ」


『・・・そんな事ない。』


顔を背け告げるが、そうだと言っているものでシカマルはあるだろう、と返せばうなだれた。


「じゃあやるか」


『宜しくお願いします。』


対面に座って頭を下げ、はいはいと返すシカマル。


「まずやってろ、間違えてたら言うから。」


『はーい。』

シャープペンを取り出して、教科書を見ながらノートに書いていく。


その間シカマルはただ頬杖をついてナルトを眺めていた。




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