[携帯モード] [URL送信]

NARUTO


ぐずぐずになってしまった身体の奥で、カカシの残したものが溢れ、脆い粘膜を流れ落ちていく。


濃密でやけつくように熱いそれに眩暈がして、ナルトは蕩けたような瞳を閉じ、濡れる身体をすり寄せる。


「ん・・・?」


『・・・っ』


そっと問い掛けてくるれに、ただ甘えたいだけだとかぶりを振った。


興奮の冷めない身体は感情まで引きずって、喉の奥は苦しくて声がでないまま、腕を背中へ回した。


飢えていたんだと、カカシから受ける愛情にも欲望にも。



最初は顔を見れるだけでいいと思ってやってきた。


けれど欲が生まれ、触れたいから気付けば欲情していた自分。

今日は壊れたままでいい、と微笑を浮かべるナルトだったが、頬を撫でられる。


「なに、笑ってるのよ」


『いや、俺カカシ先生が大好きでたまらないんだな、と。』


実感したんだってば、と笑うとまだつながったままのそこが、じくじくと疼いた。


きりがなく込み上げてくる情欲が怖いくらいだけれども、流石にもう寝ないと、と思ってナルトは抜こうと動いた。


『・・・っ、ひっ!』


「なに、抜こうとしてんのさ」

腰を両手で掴み、強く引き戻され強い快感がナルトを襲う。


『や、なに・・・して、あ、だめっ』


「これで終わりとか、思ってるのなら間違いだよ」


顔を覗き見るカカシの瞳は、欲情の光すら失っておらずナルトはぞくりと背中を震わせた。


『・・・っ、噛むの、やだ・・・』


「噛んでないよ、吸ってるだけ」


揺さぶられきつく胸にすいつかれ、あげくには脚の間を叱るようにきつく握り締められる。


『ああ、あっ、い・・・っ、き、もちい・・・っ!』


もうどうしていいのか分からないまま、ただ喘ぐ事しか出来ないナルトに、参るね、とカカシは小さく呟いた。


「ナルトーー・・・愛してる」


『ふあっ、あ・・・なに?』


なに、と目を瞠ったナルトは本気で何を言われたのかわからなかった。


だがひどく胸の奥が高鳴り、一瞬にして頭が冷静になってしまう。


『いま、なに・・・言った?』


教えて、とせがんだが答えないカカシは顰めっ面を浮かべたまま、腰をさらに抱え上げた。


「なにそこだけ正気になってんの」


『は、はぁ!?う、・・・あああっ!』


せがまれないようにと、上から突き落とすように激しくされて、ナルトはもう悲鳴しか出ない。


『な、なんで・・・わかんね・・・あっあっ、も、で、る・・・ヘンになる・・・っ!』


「ーー・・・なりなよ」


『やだ!・・・そんな、しな・・・ひっ、ああっ!』


激しい愛撫と抽挿に悶え、ただ濡れていく肌の感覚に没入する。

喉がかれるほどの嬌声と、淫らな汗にまみれるままの時間が続いた。






─────







───



















もそりとベッドで動く一つの山



「もっと、甘えて良いんだよ」


気持ち良さそうに眠るナルトの頬に触れ、優しい声音で告げるカカシ。


こんなにも愛おしくなるだなんて


「──・・・愛してる」


起きていたら絶対言わない言葉。


いや、そう容易く出ない言葉。


今日は自分もどうかしているのは、思いがけない事があったからだろうと












『愛してるよ、カカシさん』


「ーー・・・っ」


目をぱちりと開きカカシを見上げるナルトに目を瞠る。


しかも先生と言われなかった事にも驚いた。


『──・・・おやすみ』


引き込まれるよう、すっ、と眠った。


「ほんと、どうしようもないね。」


カカシは頬をうっすらと染めながら笑った。


これが夢ではありませんように。




[前へ][次へ]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!