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空にうつるもの









その時のことを思い出しているのか……、工藤が大きなため息を吐いた。












「もー、俺最初ここがどこだか分からなくてさ。




………混乱し過ぎて、俺ナニジン?って思ってたよ。





……寝起きに英語は、キツいよなぁ〜。」






『あはは、確かにな。お前が混乱してるのは、見てて分かったよ。
今日は早く寝ろよ。』







「あぁ。俺、9時にはもう寝てるかも。」








『9時とか……、かなり規則正しいな。』







「いや、もっと早く寝ることも、ありえるな。」







うん、うんと、頷く工藤に笑っていると……、帰る準備が済んだので、翔に声をかけた。












『翔、行くか。』





「あぁ。」








もう、既に準備を終えていた翔は立ち上がり、ドアに近づいていく。








『またな、工藤。何時間睡眠だったか、明日聞くわ。』









「おう、楽しみにしとけよ。




二人とも、お疲れ〜。」





『おう。』

「あぁ。またな。」











ひらひらと、後ろ手に手を振る翔の背中を、蓮李は追いかけていった…。
















ついに向かうのは、【銀の雫】の溜まり場だ………。











[*欠月][満月#]

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あきゅろす。
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