広い世界の夢物語 3 むかしむかしのものがたり それは今から400年も昔のお話― 北の海のある国に モンブラン・ノーランドという男がいました たんけんかのノーランドの話はいつもウソのような大ぼうけんの話 だけど村の人達には それがホントかウソかもわかりませんでした あるとき ノーランドは旅から帰って 王様にほうこくをしました 「私は偉大なる海のある島で山のような黄金をみました」 ゆうきある王様はそれをたしかめるため 2000人の兵士をつれて偉大なる海へと船をだしました 大きな嵐やかいじゅう達との 戦いをのりこえて その島にやっとたどりついたのは 王様とノーランド そしてたった100人の兵士達 しかし そこで王様たちが見たものは 何もないジャングル ノーランドはうそつきの罪で ついに死刑になりました ノーランドのさいごの言葉はこうです 「そうだ!山のような黄金は海にしずんだんだ!!」 王様たちはあきれてしまいました もう誰もノーランドを しんじたりはしません ノーランドは死ぬときまでウソをつくことをやめなかったのです 「あわれウソつきは死んでしまいました…"勇敢なる海の戦士"に…なれも…せずに…」 「おれを見んなァ!!切ない文章勝手にたすなァ!!」 溜め息のおまけ付きで、勝手な文章を付け足したナミにウソップが怒鳴った直後に、ルフィの絶叫が響き渡る。 「ぎゃあああ〜〜〜〜っ!!」 「え!?ルフィが海に落ちた!!」 慌てるウソップが海岸に走り寄ろうとした時、海の中から誰かが現れた。 [*前へ][次へ#] |