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麗諒戦闇
し、死にそう…(汗)

「華月ッ…離して…
し、死ぬ…(汗)」

華月は尚もガクガクと揺さぶって俺の意識は朦朧とする。

「え〜?
華夜はこんな事で死んだりしないよねぇ?」

華月がわざとらしく言う。

多分真琴と蘭の二人は顔真っ青にしてあたふたしてんじゃないかな…?(汗)

なんて考えてたらガチャッという音を立てて屋上のドアが開いた。

そこからだるそうに入ってきた人物に華月は眉を寄せ、俺から手を離した。

し、死ぬかと思った…(汗)

どうやら華月は逃げる準備をするようだ。

「あ!姫!!!」

しかし、それはあっけなく失敗して、いつの間にか華月は和季先輩の腕の中にいた。

「…離してくんない?」

「嫌。」

しかも華月が不機嫌そうに言うと即答してるし。

「華夜達もここで飯食ってたのか?」

不意に後ろから声が聞こえ、振り返る。
すると目線の先には 、赤い髪と金色の目。
…大樹だ。

「うん。
そうだよ。
大樹達は食堂とかいかないのか?」

実際、ここの学校の中にも食堂はある。
俺等は話するためとうるせぇからこっちに来たけど。

もしかしたら大樹もあのうるさいの嫌いなのかもな…

「華夜…会長達と知り合いなのか…?」

隣から声を掛けられて隣を見ると、蘭と真琴が呆けた顔をしていた。



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