[携帯モード] [URL送信]

麗諒戦闇
忘れられない人との接触…
真琴に寮の場所を教えてもらってから数十分。

トリップから帰ってきた華月と共に俺は寮に向かっていた。

そうして歩いていると見えてきた建物に再度絶句する俺。
華月は慣れてしまったのか普通に歩いていく。

「すご…」

寮の場所は少し歩いた所にあった。
そして例えるなら外見からして高級ホテルみたいな感じ。

「ほら行くよ華夜。」

華月が少し離れた所に立っていて、置いて行かれそうになっていた俺はまた歩き出した華月を追って寮の中へ入っていった。

×××××

中に入ると、大きなロビーがあった。
普通管理人室とか入口近くにあるんじゃないか?
なんて思っていたら遠くに人影が見えた。
どうやら生徒のようだが背が高い。
そしてその隣にはその人よりは背が低いが、高めの身長がありそうな人が歩いている。

そしてだんだん近付いて来ているので顔がはっきりと見えてきた。
白いブレザーに特別なネクタイ。
多分恭一さんが説明してくれた時に言っていた生徒会の人間だろう。

そしてその全貌が見えた時、俺は凍りついた。
そこには忘れようと思っても忘れられない人の面影が残っている男が歩いて来ていたから。



[*←][→#]

15/41ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!