小説
夢、到来! 2
ー仮監督1日目ー
「何だか緊張するなぁ…。」
『俺も心臓がバクバクしまくりだぜ。』
「何でお前が緊張してんだよぉ?;」
『これは緊張ではない。』
お前がいつ鬼へとなるのかが不安でたまらないのだ!!!!;
「あ、見えてきたぁ!あそこだよぉ。」
そう言って中島の指差す方向には、砂ぼこりが舞う中にそびえ立つグラウンドの姿が…………。
来てしまった…。
とうとう来てしまったんだ……!!
「楽しみだねぇ!」
そう思うのは中島だけだよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!;
グラウンド内へ入ると、まだ始まっていなかったのか、子供達が雑談している所だった。
そして監督らしき人が俺らの姿を見つけ近寄ってきた。
「やぁ!君はこないだ来た中島くんだね。今日はよろしく!!で、こっちの方は…」
『あ!僕は中島の付き添いで来た磯野と申します。よろしくお願いします!!』
「礼儀正しいね!よろしく!!」
俺は監督と熱い握手を交わした!
監督の手は暑さのせいでか汗でぬめっとしてた。
隙を付いて手を服で拭いた。
「今日は君たちには僕の指導を見てもらって、明日から仮監督を任せたいんだけど…どうかな?」
「はい!お願いしますぅ!!」
「いい返事だね!君は僕に似ているよ。きっといい監督になれる!!」
「かか、監督ぅーーーっ!!!!」
はいはい、暑い暑いよー。
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