[携帯モード] [URL送信]

小説
神の憂鬱! 9




『…で、相手はまだ来てないんですか?』

「ええ…おかしいわねぇ」



大方姫さんが時間を教え間違えたのだろう…。



「まったく…時間も正確に守れないなんてなんて奴だ!!」


神は居間で腕組みをさせながらあぐらをかいている


そしてイラついているのか、表情は険しい



『…神、落ち着けよ』

「そうだよぉ!もしかしたら神ちゃんの考えてるような悪い人なんかじゃないかもしれないよぉ?」



「…どこの馬の骨とも分からん奴に簡単に娘はやれん!!」


ちょ、お前は自分が父親でいいのかよw



「でも神ちゃん?そんなに大事なお姉さんだからこそ、お姉さんの幸せを願ってあげたらぁ?」



神は唸り声をあげると、俺達に背を向けた


「…ふんっ、黙れガキ共が。」


お前も同い年だがな…。




「…神……」


――…ピンポーン



姫さんが何かを言おうとしたその時、インターホンがなった


姫さんは急いで玄関へ向かい、神は依然として後ろを向いたままだった




居間の扉の向こうからは姫さんと男性の声が聞こえてくる



『来たっぽいな…!』

「うん!」












―― ガチャ




扉の開く音がすると、神の肩がビクッと震えた



「…紹介するわ。この人が私の大事な…結婚をしたいと思っている人…王子さんよ!」


『ぁ…は、初めまして…俺ら…神の友人の磯野と中島といいます…』

「は…初めまして」



姫さんの後ろから顔を覗かせた人は、とても綺麗な顔立ちをしていて それでいて凛々しい眼をした男性だった



かっけぇええええ!!!!


磯野!新しい顔よ!!
とか言って俺の頭に投げてもらいてぇえ!!!!











でも…





ちっせぇえええ!!!!



格好いい顔に似合わない身長の低さ!!;



だが実はそこが萌えポインツでもあるぜ☆


まだいないけど神のお母さんはどんな反応するかな…ぐへへ

あ、これか。




[*前へ][次へ#]

9/22ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!